四国全土で鬼ごっこ GM視点

半年前の3月某日、卒業式を無事終え、Boxに別れを告げた3人の馬鹿(+α)は、契約満了を間近に控えたみすたー邸で最後の晩餐を楽しんでいました。

酒をキメながら鉄道Youtuberである西園寺氏の動画を見ていた馬鹿共は思い立ちます。

「大学最後にこれやるか?」

「いいんじゃない?」

「やろう」

 

ということで、西園寺氏の名物企画「日本全土で鬼ごっこ」を模した、大学生活最後の旅行企画が始まったのでした。

 

四国使って鬼ごっこ GM視点

 

登場人物

逃走者:✈ 皆様ご存じ乗り物オタク(種族的には多分撮り鉄)のおおぞらぶっとびボーイ。四国へはチルコン練習をサボる口実とするなど息を吐くように通っており、神戸高松間のフェリーをn個目の別荘のように使い倒している。どうやら鉄道界隈で鬼ごっこは経験済らしい。逃走者となり四国を逃げ回る。

全国の主要幹線の駅名は大体言えるほか、飛んでいる飛行機を見てどこからどこへ向かっているのか大概当てることができる。

追跡者:🍵 悪友の影響で鉄道色に染まってしまった悲しき芦屋のボンボン。行動力の鬼。一時期JR四国の沼に落ちていた経験があるが、なにせ経歴が足りないので知識等は三人の中で一番ポンコツ(多分)。追跡者として旅行のプロを追いかける。

長崎新幹線開業の際、金を惜しまず長崎に行ったのにも関わらず一番列車を現地に見に行かなかったらしい(詳しいことは彼自身がブログを書いている…が過去のツイートだけで事足りるため特に読む必要はない)。

GM:🎩 わたくし。同期のレベルが高すぎるので霞んで見えるが実は大概鉄道バカ(時刻表鉄)だったりする。生まれが四国であり本家から予讃線が見えること、幼少期に祖母から貰った時刻表を読んで過ごしてきたことで四国の鉄道に関する知識量は✈に引けを取らないものがある(と勝手に思っている。)ゲームマスターとして岡山から二人を翻弄する。

幼い頃、JR四国のスタンプラリーの景品(抽選制)を総本家のコネでスタンプを集めることなく全部手に入れたことがある。

 

ごっこ 超大まかなルール

 

・追跡者が逃走者を捕まえることができれば勝ち。

・移動手段は交通公共機関のみ。タクシーは禁止。歩くのは可。

・時折ミッションが逃走者にのみ発令される。クリアしないととても不利になる。

・30分ごとに逃走者、追跡者の位置情報が共有される。

 

企画 数日前

 

大まかなルールが発表されました。

・期間は一日のみ。

・松山スタート、坂出あたりでフィニッシュ。夕方には終わることができるように。

 

‥‥難しいな!!!

元々三日間の旅(わたくしは仕事の関係上パス)だったのがちゃんと四国を旅行したい!ということで1・2日目は普通に四国観光、三日目のみが鬼ごっこになってしまいました。計画一から練り直しです。

当初企画では「逃走者高松スタート、追跡者岡山スタート」で同時時間に動き始める、という案を考えていましたがあえなく没になりました。クソです。

 

さらに松山のあたりはいろんな乗り物があって楽しいのですが香川方面の移動となると予讃線ほぼ一択(高速バスもあるにはあるけども)、特急電車だと1時間に1本のみ!ということで調整入れないとゲームとして破綻するじゃん…という点がまず気になりました。そのうえ予讃線で東に下ったとしても多度津まで一本線、さらに本数も少ないため、途中下車となると逃げるのも追いかけるのも難しい、という問題もあります。

「どうやって多度津までの行程を充実かつゲーム性のあるものにするか」

これが私に課された最大の課題となったのでした。

何も手を加えない状態だとほぼほぼ松山から多度津までかっとばすことになるだろうな…と思っていました。普通電車も一時間に一本ほどしかなく、位置情報開示の観点から活用もかなり難しい、特に普通電車を使って途中下車をした場合下手をすればそこから1時間弱待ちぼうけ、というわけですから使わせるには一定の救済措置を用意する必要があります。また、私が愛媛東部出身の人間ということもあり、地元をうまいこと活用したい!という思いもありました。

 

というわけで最終的に策定したルールはこちら。

 

最終的なルール

・追跡者は逃走者の移動開始10分後に追跡を開始する。

・フィールドは四国本島のみ。しまなみ海道や岡山、小豆島への渡航などは禁止。

・逃走者は2回までタクシーを使用可能。ただし、乗車場所は、多度津以西のJR駅とし、降車場所は乗車駅から三駅以内のJR駅入り口とする(例:松山駅から乗車した場合、堀江~南伊予の各駅まで乗ることができる)。

・タクシー乗車の際はGMにその旨を伝える必要がある。GMはタクシー使用と乗車駅を全体に告知する。

・追跡者はGMによるタクシー使用の連絡が来次第、逃走者と同じ回数タクシーを使用可能。使用ルールは逃走者と同一とする。

 

全体ミッション、アンパンマンスタンプラリー

逃走者、追跡者は駅、電車内、施設にあるスタンプラリーに参加する。

相手より3つ以上のスタンプを押している状態で30分以上経過した場合、無条件でその者の勝利とする。

スタンプを押した際はGMにその旨を写真付きで送ること。30分毎の位置情報公開の際に、各々がスタンプを押した回数が公開される。

 

まずフィールドについて。本四備讃線宇野線で岡山まで行けるようにしようかな…?と思っていましたが四国鬼ごっこということで今回は没。あの辺は電車の数がそれなりにあって面白いので入れておいても良かったかもしれません。

タクシーの利用については一本道となる多度津以西の救済措置として、普通電車を不利なく使えるように、という意図で作りました。あくまでも鉄道の代替、ということで使用制限は割と厳しめにすることにしました。

なお、鉄道の利用に関しては逃走者、追跡者ともども乗り放題きっぷを持っていたのでどれだけ乗ろうが料金はかかりませんが、タクシー乗車には当然金がかかります。使用するとなると当然自腹をきることになります。

アンパンマンスタンプラリーは四国を走り回る必需品ということで採用。主要駅や鉄道関連施設、また四国を走るアンパンマン列車の中に設置してあります。スタンプを押すには一度電車から降りる必要がある(降りて押してまた乗って…ということも駅によっては可能)ということ、また問題となっていた多度津~松山間にスタンプが相当散りばめられているのも高ポイント。どちらかのみがスタンプを集めると勝敗が決してしまうため二人ともどこかで降り立ってスタンプを押しに行く必要があります。

なお3スタンプ差後30分以内、というルールですが1時間以内でよかったのではと思っています。大都会ならまだしもそう高頻度で乗り物が動いていない四国では30分あっても望みの場所に行けないどころか現在地から動けない、ということもままありますからね。

 

なお位置情報の確認ですが、Googleアカウントの紐づけにより私だけ常時位置情報を把握できる状態にして、30分に一度全体に共有する、という手法をとりました。設定するのがまあ面倒だったのでゼンリーでもいれときゃよかった、と少しばかり後悔しましたが、まあ進行に支障はなかったのでよいことにします。

 

当日 7:30 逃走者移動開始。と同時に逃走者ミッション発令。

【ミッション1:一六タルトを購入せよ!】

内容:畑田本舗(店は問わない)に入店し、ハタダ栗タルトを購入する。

成功条件:10:00までに畑田本舗の写真、栗タルト購入時のレシートの写真をGMに送付する。

失敗時ペナルティ:追跡者にスタンプボーナス+1、ミッション2に関する研究情報が公開される。

 

愛媛の銘菓、ハタダの一六タルトにまつわるミッションです。

一六タルト、皆さんが思い描くタルトとはなにもかも違いますが愛媛県民にとってのタルトはこれです。和洋折衷で絶妙な甘さが美味しいんだこれが。

 

畑田本舗自体は愛媛県内なら割と色々なところにありますのでどこかに行って買ってきてね、というものです。なお畑田本舗は一律9時開店なためそれまでどこかしらで時間を潰す必要ある、というのがミソです。

 

7:40 追跡者移動開始。

なお二人ともスタート場所は松山市道後温泉近くのビジネスホテルということでした。最初は松山の路面電車に乗って動くことになります。

 

8:00 位置情報公開

✈:JR松山駅

🍵:路面電車 勝山町停留所近く

 

どうやら🍵は路面電車を使わず徒歩で動いていたようです、さらに道に迷っていたらしい。アホかな?

 

時を同じくして✈から通信が入ります。松山駅にあるスタンプを押した、という報告。それはいいのですが…

 

✈:アンパンマン列車検査で今日走ってないやん

🎩:は?

 

アンパンマン列車は走る時間が決まっており、松山8時発の特急しおかぜ&いしづちが該当しているはずでした。しかし当日は運悪く、アンパンマン列車が検査により走っておらず、代わりの電車が走ることになっていたのでした。(電車の営業的には一切問題なし)

アンパンマン列車の車内にはスタンプが設置しており、当然スタンプラリーの対象に入るのですが、代わりの電車にはスタンプなど搭載しているはずがありません。押せるはずのスタンプが押せないじゃん!ということです。

とはいえ本来であれば押すことができる、ということなので車掌に検印を押してもらうことで代替としてもよい、という判断を下しました。

 

クソデカスタンプ帳にミニマム検印、滑稽ですね。

見事に二つ目のスタンプを手に入れた✈はそのまま特急しおかぜに乗車東を目指します。

正直申し上げてこれは予想外でした。駅からのアクセスや便数を考えると、畑田のミッションは確実に松山市内でこなされるだろうな…と踏んでいた(というかそのためにこのミッション作った)ため、✈が即特急に乗って東を目指すとは思っていませんでした。そして✈が特急に乗車したことで、私はある致命的な欠陥に気づきます。

 

「これ…あと1時間でゲーム終わるぞ…?」

 

現在スタンプの数は逃走者2、追跡者0。スタンプ3個差になって30分経つとゲーム終了ですから追跡者はスタンプを集めて回る必要があります。しかし松山で押せるスタンプは松山駅の一つのみ。アンパンマン列車(であったはずの電車)は既に松山を出ているわけですから、

さらに✈を乗せた電車が向かう先には「伊予西条」という駅があります。ここにはスタンプが設置されているほか、駅のすぐ近くに鉄道博物館があり、そこにもスタンプがあります。いわば一つの駅に二つスタンプが置かれている、といっても過言ではないわけです。

このまま✈が伊予西条で降り、二つのスタンプを押すことになると🍵が松山駅のスタンプを押したとしても差は3つ。さらにそこから30分以内にスタンプを押すことができるかというと…答えは否。つまり、✈が伊予西条でスタンプを押した瞬間、彼の勝ちが決まってしまうのです。

焦った私はスタンプラリーの適用期間を10:30以降にすることでゲームを成立させました。この時間であれば🍵も二つ以上スタンプを押すことができるだろう、と考えたからです。

なお、この問題についてはよく考えたらスタート前に思いつけることであり、先に解決をしておくべき問題であったと反省しています。

 

8:30 位置情報公開

✈:伊予北条手前、スタンプ2

🍵:松山駅近く、スタンプ0

 

どうやら特急しおかぜは何らかのトラブルにより発車が10分ほど遅れたようです。これ、🍵が真面目に路面電車で動いていたら間に合っていた可能性があったわけです。実にもったいない。

 

9:00 位置情報公開

✈:壬生川駅手前、スタンプ2

🍵:松山駅内:スタンプ1

 

特急が一時間に一本の運行のため🍵は足止め。その間にも✈はどんどん旅路を急ぎます。

 

9:15 逃走者より畑田本舗とタルトの写真を受信。ミッション達成です。

どうやら彼は壬生川駅近くにある店を選んだようです。東で買うなら今治か壬生川かなあ…と思っていたのである程度想定通り。

 

9:30 位置情報公開

✈:玉之江駅周辺、スタンプ2

🍵:伊予北条~大浦間、スタンプ1

 

✈は壬生川9:25発の伊予西条行き普通電車に乗って東へ。🍵も特急しおかぜに無事乗車。

 

10:00 位置情報公開&ミッション発令

✈:新居浜駅 スタンプ3

🍵:今治駅周辺 スタンプ1

 

✈は終点伊予西条で下車後、スタンプを押して次の普通電車に乗り、二つ隣の新居浜へ。

🍵は変わらず特急乗車中。

 

【ミッション2:二車種以上の写真を撮れ!】

内容:松山駅多度津駅を除く駅のホーム上から二種類以上のJRの列車の写真を撮影する。この行程を2回行う。

詳細

・必ずホーム上で撮影すること。車内からの撮影は不可。

・撮影対象の停車、通過などは問わない。

・8000系特急と8000アンパンマン列車は同一種として扱う。

 

今回の目玉ミッションです。JR予讃線は基本的に単線なため、電車同士の行き違いは駅構内のみで発生します。それを写真に撮って送れ、というのが今回のミッションです。逃走者はどの駅で行き違いが行われるかを見極め、駅に赴き写真を撮る必要があります。

 

ホーム上からの撮影と限定したのは「特急に乗りながら撮影を終える」ということを防ぐためです。これだと移動しているだけで達成できますからね。

また、同一車種の撮影は今回認めていません。予讃線には「伊予三島」という駅があり(なおこの駅はわたくしの故郷の最寄である)、特急同士の行き違いが1時間に一度見られるお得な駅になっています。歴戦の有識者である✈はこのことぐらい知っているはずであり、縛っておかないと確実に伊予三島で写真を撮ろうとするだろう、ということでこのような文言となっています。

…なお、10時代と11時代において、伊予三島で入れ違う特急は8000系と8600系、つまり別車種でありますので写真自体はここで1セット撮影することができます。つまりこの文言、ただのブラフに過ぎないのです。

 

成功条件

14:00までに撮影した写真をGMに送付する。

失敗時ペナルティ

追跡者にスタンプ+1

 

10:10 ✈ ミッション2の写真送付

 

運がよかった。彼が乗っていた普通電車がちょうど多喜浜駅新居浜の一つ隣)で特急と入れ違いを行ったため、その写真を撮影することが出来ました。ミッション2までは事前に考えており、特に調整せず打ったため音速でのミッション進行になりました。「この行程2回やってね」と書いておいてよかった、と胸をなでおろしました。

 

10:30 位置情報公開

✈:伊予寒川伊予三島間 スタンプ4

🍵:伊予西条駅 スタンプ3

 

✈は新居浜でスタンプを押したのち、乗っていた普通電車で東へ。🍵は伊予西条で下車し、駅と鉄博のスタンプを押します。

新居浜で✈がスタンプを押した時点で差が3つ。🍵はどこかでスタンプを稼がないといけないわけです。これがなければ🍵は特急に乗車したまま、全力で✈を追っていたでしょう。

…とはいえ、伊予西条新居浜も、特急の停車中に押すことができる位置にスタンプが設置してありますから、🍵は短時間でスタンプを確保し特急に乗りなおすことで、スタンプ差を埋めながら✈を猛追することが理論上可能だったわけです。ここに関しては素直に経験の差が出ているな…と思っていました、

 

11:00 位置情報公開

✈:観音寺駅 スタンプ4

🍵:新居浜~多喜浜間 スタンプ4

 

✈は相変わらず普通電車の旅。観音寺駅で後ろからやってきた特急電車(さっきまで🍵が乗っていたやつ)と普通電車の写真を撮ることでミッションコンプリート。そのまま特急乗車。

🍵は普通電車に乗って東へ。鉄博、西条、新居浜とスタンプを押して回ることで✈のスタンプ数に追いつきました。

 

11:10 ミッション3発令

【ミッション3:高松市でうどんを食え!】

成功条件:14:00までに高松市にあるうどん屋とうどんの写真を撮りGMに送付

失敗時ペナルティ:追跡者スタンプ+2、GMが追跡者側として参戦する。

 

要するに「高松に行け!」というミッションです。逃走者、追跡者ともに明確な目的地を設定することで、相手の動きを読みながら動く、ということを目指すミッションです。

 

GM参戦!という恐ろしい文言もあります。私はゴール地点の坂出に赴き、うどんを食べながらプレイヤーをねぎらおうと思っていたのですが、どうせ行くなら、ということでこのようなことを書いたのでした。まあミッション自体が簡単なため僕が参戦することはないだろうな…とは思っていました。

 

 

 

11:30 位置情報公開

✈:宇多津駅 スタンプ4

🍵:伊予三島駅 スタンプ4

 

お互いに乗っている電車で東へ。鬼ごっこと思えないのんびりした旅ですね。

 

12:00 位置情報公開 

✈:高松駅 スタンプ4

🍵:川之江箕浦間 スタンプ4

 

✈はついに高松へ到達。

🍵は伊予三島川之江で普通電車から特急電車へと乗り換えたようです。

 

その後✈からうどんの写真が送られてきてミッションコンプリート。てっきり高松駅うどん屋で食べているかと思いましたが外へ出たようです。

 

12:30 位置情報公開

✈:高松市 高松城址南 スタンプ4

🍵:多度津駅 スタンプ5

 

✈はうどん堪能中。🍵は多度津で特急から下車しスタンプゲット。

 

13:00 位置情報公開&ミッション4発令

✈:香西駅付近 スタンプ5

🍵:端岡駅付近 スタンプ5

 

【ミッション4:海抜/標高100mを達成せよ】

成功条件:15:30までに海抜/標高100m地点に到達すること。建物の中も可。

失敗時ペナルティ:追跡者スタンプ+3

 

二人の距離が一気に縮まります。🍵は坂出でマリンライナーに乗換え高松を目指していました。この数分後、二人が乗っていた電車は行き違うことになります。

これ、もし🍵がそのまま普通電車に乗っていたら相当な山場だったと思います。今回は坂出高松間ノンストップのマリンライナーだったため捕まえることはできませんでしたが、普通電車のままであれば位置情報確認後、戻るか、待ち構えるかの択に持ち込めたわけですからね。

 

そして新たなミッション。高いところに行けというバカみたいなお題です。お題の解答としては

高松市内の高層タワー

・宇多津にある高層タワー、並びに駅の近くにある小高い山の展望台

土讃線箸蔵

が想定されていました。絶妙に三つ場所が違うのでそれぞれの位置によって目的地が変わってくる、いい出題になったのではと思います。

 

✈ マンション不法侵入あり?

🎩 法に触れないのであればなんでもOK

✈ 住居侵入ですね…

 

13:30 位置情報公開

✈:宇多津駅 スタンプ5

🍵:坂出駅ちょい東 スタンプ6

 

✈は普通電車に乗り続け宇多津へ。🍵は高松到着後スタンプを押し、マリンライナーで即引き返したようです。ちなみにこの時私は坂出に到着し、🍵と一時合流しました。

この後私と🍵は一駅となりの宇多津へ移動します。そこにはなんと反対側の電車に乗り込もうとする✈の姿が!万事休す、と思いましたが当の🍵がそれに気づくことがなかったため何も起きませんでした。私は中立的立場であるため特に何かアプローチをするわけにもいきません。

私はそのまま宇多津で下車、徒歩15分ぐらいのところにあるうどんの名店に向かいます。何も知らない🍵はそのまま電車で西へ向かいました。✈は特急に乗って再度東へ。

実に惜しい。

 

🎩 いしづちに乗りながら対向電車の様子を確認する不審者を目撃したぞ

✈ どこにいたんだよ…。

🎩 気づいてなかったのかよ

 

14:00 位置情報公開

✈:高松 シンボルタワー付近 スタンプ5

🍵:讃岐塩屋駅付近 スタンプ7

 

✈は無事法を犯すことなくシンボルタワーに登頂&ミッション達成。🍵は土讃線アンパンマン列車を見つけスタンプを稼ぎます。

うどん屋の列に並んでいたわたしはこのスタンプをみてぶったまげました。というのも私は土讃線アンパンマン列車の運行予定をきちんと把握していなかった(予讃線アンパンマン列車の基本運用がここ20年ほぼ変わっていなかったので土讃線についてもそうだと思っていた)ため、この企画に土讃線アンパンマン列車が絡むことを想定していなかったからです。この時点でスタンプ差は2つ。やりようによってはスタンプ勝ちもあるわけです。

 

14:30 位置情報公開&ミッション発令

✈:高松~香西間 スタンプ5

🍵:坂出駅 スタンプ7

 

✈は普通電車に乗って西を目指します。🍵は坂出へ。このあたりは双方割とゆったりでしたね。

 

【ミッション5:名物かまどを入手せよ】

成功条件:16:00までに名物かまどの店舗と、購入物の写真をGMに送付する。

失敗時ペナルティ:無条件敗北

 

岡山県民はCMでお馴染み、香川の銘菓名物かまど(本当にそういう名前である)を店で買え、というお題になります。店数が割と少なく、一番アクセスがいいのが目的地となる坂出、ということで参加者共を集める意図で作りました。

なお同様のお題を一六タルトで出したこと、さらに両方和菓子ということで土産が被る、という指摘を✈から受けました。それはその通りだと少し反省しましたが、その後名物かまどが✈界隈で人気を博した、ということだったのでよいことにします。

 

15:00 位置情報公開

✈ 香西駅

🍵 琴平駅

 

✈は香西で即下車。ちょっと歩いているところにある名物かまど(店自体もそういう名前である)でミッション達成。🍵は東に赴くかと思いましたがなぜか西へ。その理由はすぐにわかります。

 

15:01🍵、琴平駅でスタンプゲット。差が三つに。

 

あっ…。

 

15:05 逃走者 降参

 

✈は残り30分でスタンプを押すことができない、ということで降参。

この勝負、追跡者🍵の勝ちになりました。

 

その後坂出で全員合流。一同反省会をかましながら岡山へ向かい、なぜかぶっかけふるいちをキメて解散となったのでした。

 

以下GM視点総評。

まさかスタンプで本当に勝敗が決まるとは思っていませんでした。鬼ごっこ単品だけでは流石に盛り上がりにかけるか…?というところで採用したこのルールですが、いざそれで勝敗が決まるとなると、というところではありました。最後に至ってはスタンプを押すがために逃走者から意図的に離れる、というところもありましたからね。

あと先述しましたがスタンプ3差からの時間制限30分は四国という範囲においてはキツすぎましたね。ここは確実に調整が必要でした。制限60分でも結構厳しかったと思いますので、3つ差になったら常時位置情報公開ぐらいにした方がよかったように思います。

また、全体ミッションを通してまったく逃走者側にメリットがない、というのは不満を買いました。これに関しては企画段階で✈と🍵の力の差を鑑みたうえで考案したものになりますが、どうしても✈側にメリットがなさすぎるというのは面白味がありませんでした。現状のミッションはそのままに、結構きつめのプラスアルファ(例:畑田二店舗訪問等)で✈に恩恵を与えてもよかったな…と思います。

 

まあなんにせよ結構楽しめた企画にはなったのではと思います。初めてのGM、さらに四国という絶妙な地理ということもあり色々難しいこともありましたが、トンチキ大学生活の最後を飾るイベントとしてはよかったのではないかと思っています。

次があるならまたGMやりたいですね。今度はもうちょっと範囲狭め&交通量の多い場所がいいですね。大阪市内限定とかどうよ。

 

 

では今回はこの辺で。