とってもお久しぶりです
先日首都圏を除く地域では緊急事態宣言が解除されました
それと同時に三月になり青春18きっぷが使えるようになったため今年度の自分の功績のほうびも兼ねて少し出かけることにしました
出かけると言っても最終目的地は実家岡山であり、行程を一日でこなすわけですからルートも限られてきます
どのルートを使うか3日くらい考えましたが結局徳島に行くルートを採用しました
当然徳島に行くためには電車以外の公共機関を利用する必要がありますが(瀬戸大橋使うぐらいならそのまま岡山帰る)
南海鉄道が大阪難波→和歌山港→徳島港までを2000円ちょいで使えるなどというとんでもチケット(しかも多分恒常)を売ってたのでそれを利用することにしました
前置きはこの辺にしてこっからは当日の行程をずらずらと記していきます
5:00 起床
ミスター氏の朝ははやい
この後一時間ぐらいでごみを出したり荷物をコンビニで送ったり早い朝食を食べたりしました
月曜なこともあって6時過ぎだったのにそこそこ人が乗ってましたね
社畜ってたいへんそうだなと思いました(小並)
社畜に紛れて朝帰りの大学生らしき姿が見えたのも週末明けの早朝らしくていいと思いました
南海に乗るときは基本終点天下茶屋まで乗ってそこで乗り換えるのが堺筋ユーザーにとっては定番だと思うのですが
当時の私は暇だったので日本橋で降り千日前線に乗り替え大阪難波に向かいます
6;45 難波到着
7:00 難波発(南海本線急行)
南海難波駅って遠いな!
地下鉄降りてから10分ぐらい歩いたような気がします
元より歩くのは嫌いではなくむしろ好きなので苦でもなかったのですが
これ毎日使う人からしたら大変だろうなあと
とかいいつつ南海難波につき切符を買ってホームへ
反対側のホームにはラピートがいました
僕が3歳ぐらいの時にもらった鉄道の本には必ず載ってた由緒正しき人気電車です
一回乗ってみたいなあなどと思いつつ電車内に入りますと結構混んでいます
10分ぐらい前に着いたので座ることが出来たのですが5分前だとどうなってたやら
発車する前にはもう席が埋まっていて、天下茶屋に着くころにはぎゅうぎゅうの状態でしたのでわざわざ難波まで行ったのは大正解だったようです
そして電車に揺られつつ和歌山へ、寝不足だったこともあり寝てたらいつのまにか和歌山へ
泉佐野あたりまでは覚えているような気がする
8:00ぐらい 南海和歌山→和歌山港→フェリー乗船
南海和歌山は思ったより質素なつくりでした
仮にも南海最大の路線の終着駅がこれだったので和歌山のなんたるかを察しました
和歌山港へは一両の別列車に乗り込む必要があります
発車ホームを探すのに若干手間取りましたがどうにかのりこみ和歌山港へ
昔住んでた水島臨海鉄道沿線を感じさせるような光景が広がります
9:00 和歌山港→徳島港→徳島(南海フェリー+徳島市営バス)
電車を降り通路を歩いていたらいつの間にかフェリーの中に
僕が船に乗ったのは恐らく小学五年生の時に小豆島に行ったとき以来、実に十年ぶり
一昨年に大分に赴く際に船で行こうとしていたのですが台風の影響で欠航となりしぶしぶ新幹線を利用したことがあったのでなおさら楽しみでした
しかし船内で僕を待っていたのは
船 酔 い
いや完璧に忘れてました
僕の三半規管がクソザコナメクジなのは言うまでもないことないのですが
最近はいくらか改善傾向にあったため薬も飲んでませんでした
ダメでした
幸い軽度なもので吐くまではいかなかったのですが
デッキにのぼり海を眺めることなどほぼほぼできるはずもなく
船内をほぼずっと椅子に座って身体を休めてました
幸い睡魔が襲ってきてくれたのでいくらか気持ち悪さを軽減することが出来ました
船旅は1時間ちょいで終わり徳島港へ
市営のバスが走っておりそれに乗車
まだ若干気持ち悪さが残る中でしたがどうにか耐え抜き徳島の中心街へ向かいました
徳島のバスは市営なので割とリーズナブル
徳島市内ならどこでも210円というのはそれなりにいい感じです
(まあ狭いのかもしれんけどっも)
10:00 徳島周辺散策+昼食(徒歩)
こちら徳島駅からの街並み
今回の旅路は基本的なルート以外は何も考えていなかったため
徳島でなにするかなど決めていません
まあついてから観光案内とか見ればなんかあるやろと思ってましたが
なにもありません
徳島という街がいかに(阿波踊りを除き)何もないかを思い知らされることになります
時間は割と余裕があるので徳島ラーメンで一番有名なとこに行くことにしました
定休日でした
ノープラン旅なのはいいですがいくらなんでももうちょっとちゃんと調べてから来ればよかったと後悔しました
(そもそも食べログの定休日欄のとこを見ればこうならなかったというのは置いておく)
しょうがないので駅前のラーメン屋で特性のラーメンをいただきました
美味しかったですが思ってたよりあっさりしてはいませんでした
あれ徳島ラーメンってあっさり系じゃなかったんだっけ?
知らん
ラーメンを食べ終わりさていよいよやることがないぞということで
予定を少し早め徳島線に乗車
その時間帯は阿波池田直通の列車がなかったため
穴吹まで行って時間を潰して再度阿波池田行の列車に乗ることにしました
穴吹って思ったよりド田舎でしたね
「うだつの町並み」などという倉敷みたいな観光地があるらしいので行きたかったのですが列車に乗り遅れそうなので断念
ぶどうまんじゅうを買えたのでよいこととし、徳島線の旅を続けます
めっちゃ太い
実は徳島線に乗るのは15年ぶりで
父親と四国半周しながらアンパンマン列車の駅スタンプを集めるという謎の旅行をしたときにゆうゆうアンパンマンカーに乗った時以来のことでした
とはいえ15年前のことなんて覚えてるはずもないのですがね
是非入ろうと思ったのですが
見つかりませんでした
残念
これは悠々アンパンマンカー、15年前とはだいぶ違うね
阿波池田も穴吹程ではありませんが近くにろくな観光地がなく
早々に退屈してしまうことに
而も残念ながら次の行程の列車は便数が激烈に少ないため
あと2時間弱待たないといけません
流石にそれだけ時間を潰すのは酷ですしなにより携帯の充電が死にかけでしたので
金を積んで特急南風に乗ることにしました
特急南風はこの春のダイヤ改正により旧型車両が完全に駆逐され新型車両に置き換わりました
まだ愛媛、高知の奥地では運用されるのですが僕の居住範囲、というか岡山駅に来る運用からは完全に離脱となってしまったのでした
旧型車両(2000系)は僕にとってもたいへん思い出深い車両であるため
その勇姿を見届ける(何なら乗車する)というのがこのルートを選んだ理由の一つにあったのでした
1枚目右が新型車両、2枚目が旧型車両ね
これまた残念なことに旧型車両の運用は2時間も後の便だったので
とりあえず一区間分新型南風に乗ることにしました
この車両はなんと全席にコンセントが付くというN700Aもびっくりのスーパー車両であったため
死にかけだった携帯を復活させることに成功しました
さて旧型車両2000系(というか四国の特急)はカーブが曲がりやすい振り子型装置というものが搭載されていることで親しまれていました
この形式によってそこそこ険しい四国の山の中を高スピードで走り抜けることが出来たのですが
難点として「死ぬほど酔う」というものがありました
新型車両では振り子型装置の代わりに空気ばね式装置というものが搭載されています
これによって酔わなくなるんかなあなどと思っていたのですが
酔いました
僕に四国特急は合わないようです
16:30 金毘羅宮
少し気持ち悪くなりつつも乗車を終え琴平へ
本来であればここからことでん(香川の私鉄鉄道)に乗って高松へ向かう予定だったのですが
やはり旧型南風を諦められないので二時間待つことに
というわけで時間つぶしのための喫茶店やらを探していたのですが
よく考えたらここは琴平、金毘羅宮のある街です
登るか
私は愛媛県民なため初詣は金毘羅でなく石鎚山へお参りに行っていました
というか金毘羅に参詣した経験が全くなかったのでした
さらに今年はクソみたいな情勢により初詣が出来ていなかったので
ここで初詣を済ますか、となりました
その時点で疲労はそこそこたまっており
ここから800段をも超える金毘羅の階段を登りきることが出来るのかという不安はそこそこありましたが
まあリングフィットでそれなりに運動してるしいけるやろと思い参詣を始めました
現情勢かつ週明け月曜日且つ夕方ということで人はまばらで出店もほぼ閉まっているという状況でしたが
ああこれは普段は結構栄えているんだろうなあという街並でした
いざ登ろうとしたところで金毘羅宮の門主(?)さんから門があと一時間弱で閉まるからそれまでに帰ってくるようにというお達しがありました
これまた若干不安になりましたが門主さんによると大体片道20分ぐらいで行けるということだったので安心しました
実際金毘羅の本堂まで(そこそこ寄り道含め)20分ぐらいで登ることが出来ました
こちらが本堂の高さからみた讃岐平野になります
本堂からの光景は石鎚と似ているなと思いました
まあ山が見えるか海が見えるかという違いはありますが線路と特急が見えるんだから似てるということで
下りは登りよりも格段に楽なため10分そこらで下りることができました
実は本堂の奥にはもう一つお堂があるらしいのですが
どう考えても間に合わなかったので断念しました
そして琴平駅へ
JR四国の客の多い駅には「ウィリーウィンキー」というアンパンマンのパンが買えるパン屋があるものだと思っていたのですが
実はそのパン屋は大幅に規模を削減していてさらに残っていたパン屋も別企業のグループ傘下に入るとかで名前を変えてしまったとかで
もう2021年現在ウィリーウィンキーというパン屋は存在しないのでした
悲しいなあ
18:00 琴平→多度津→坂出→茶屋町(JR土讃線、予讃線、本四備讃線)
しょうがないので琴平駅でのんびり旧型南風を待つことに
途中新型のアンパンマン列車を見ることが出来ました
南風アンパンマン列車と言えば緑とオレンジ、または青とピンクという印象が強かったのですが
現在は赤と黄色なんですね
これはこれでいいと思いますがやはり違和感がありますね
多分南風特有の顔じゃないからか
さて直前まで考えていた行程が
琴平から坂出まで特急南風(正確には高松行特急しまんと)に乗るというチャートだったのですが
直前になって一本前の普通電車に乗って多度津まで行ってそこでしまんとに乗ればいくらか特急料金を浮かせられることが出来るという気づいたので実行
多度津まで先に行って南風を待つことに
多度津は予讃線土讃線の分岐駅なので多くの列車を見ることが出来る素晴らしい駅です
駅には普通電車に加え高松行予讃線特急いしづちが単体で泊まっていました
普段は岡山行予讃線特急しおかぜといしづちは連結して走り途中宇多津で分離するのですが
昨今のクソ情勢が絡んだのか長期休暇シーズンでもないのに高松発多度津行いしづちが存在するとかいう稀有なことになってました
この辺はかなり専門的かつ説明すると長いので自分で調べてください
それはそうとしてついに南風しまんとへ乗車
なんとしまんとに充てられていたのは2000系ではなくN2000系
まあ外見以外は一緒だしN2000系に乗ることのほうがレアなのでよいということで
そもそもしまんとってよく考えたら基本N2000編成でしたね
宇多津での南風しまんと分離も見たいっちゃ見たかったのですがもう疲れ果ててたので断念
運用終了2週間前とはいえ月曜の夕方という時間帯にもかかわらず鉄道フアンの方々がそれなりの数写真を撮っていました
愛されてますね2000系
といっても乗るのは一号車ではなく後ろの車両、つまりJR西日本の新快速とそう変わらないので特筆しようがありません
瀬戸大橋の光景も夜かつ見慣れているので特に言うこともありません
というわけでさらっと最終目的地、茶屋町へたどり着き
長くも短い遠回り帰省は幕を閉じたのでした
思ったより長くなったので今回はこの辺で
じゃあの