ファジ

ついにその日は来た。

 

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祝 ファジアーノ岡山J1初昇格!!!!

 

というわけで今回は岡山が誇るサッカーチーム、ファジアーノ岡山(通称ファジ)についての一人語り。

 

私がファジのことを認知したのは2009年、丁度ファジがJ2に昇格した年のことだ。2009年という年は私にとって引越しという大きな転機を迎えた年であり、新しい友人*1にファジ、そしてJリーグのことを教えてもらったことがきっかけである。その年のホーム最終戦に父親と初めてスタジアムに試合を見に行き*2、その後も小学校の頃は年に1~2回試合観戦、それ以外は新聞やらなんやらで結果確認、という形で応援していた。特にチームが初めてそこそこいいところまで行った2012年は、フォワードの川又選手の活躍*3を前に「ファジにもこんないい選手がいるんだ!(*^○^*)」ときゃっきゃしていた。

中学高校になると部活やらなんやらで忙しくなり、また父親と一緒に行くのもなあ…という思春期特有の拗らせから、試合を観に行くことはなくなった*4が、それでも新聞等で成績は確認していた。それも大学進学で岡山を離れたことをきっかけに、だんだん興味は薄れていった。

 

転機が訪れたのは大学最後の年となる2022年のこと。高校時代の同級生*5がサッカーライターとしての修行の一環で大学在籍中なからファジに関する広報活動*6を始めたのだ。彼の広報を見たことで、折角の機会だし久々にファジ観てみるか…と試しにDAZNの無料体験プランを使ってみたところ開幕節で大勝。これもしかしていけるのでは…?と即座にDAZNの年間パスを購入した*7。チームはその後も勝ち点を積み続け、最終的に3位フィニッシュ。プレーオフでこそボコボコにされたものの、「もしかしたら今後J1昇格するのでは??」と思うようになった。

社会人になってからの2年間はDAZNを継続しなかったこともあり*8再びファジから離れていた。それでも試合結果は毎週確認していたし、岡山に住んでいたころはテレビ中継がある日は取り敢えず垂れ流していた。そして今年、ファジはリーグ5位の成績を残し2年ぶりに昇格プレーオフ参戦、見事2連勝を果たしJ1昇格の切符を掴んだのだった。

プレーオフ決勝はBSNHKで全国中継があるということで、私も予定を合わせ観戦した。相手は仙台。J1在籍経験も長く、正直格上という印象が強い相手に対し優勢をキープし続け、最終的には2-0の快勝。ここ15年の経験から、私はファジのことを「やたら守備が堅く、失点数は大体リーグ上位にいるが、得点力がだらしないため永遠に引き分けしまくってるチーム」という認識を持っていたが、守備の堅さはそのままにハイパワーでゴリ押していく攻撃も出来るようになっており、「ちゃんと勝てるようになったんだなあ……」とチームの成長を実感することができた。*9

 

ということでファジは見事J1昇格プレーオフを制し、来期は日本最高峰リーグ、J1で戦うことが決定した。……が、正直なところを言うと、決戦から一夜明け、今この記事を書きながらも私はファジがJ1に行く、という事実を飲み込むことはできていない。なにせ16年間もずっとJ2にいたのだ。いわばそこにいることが当たり前であり、日常だったのだ。「来年ファジは水戸ホーリーホックジェフ千葉でなく鹿島アントラーズ浦和レッズと対戦する」と言われてもいまいちピンとこない。さらに現在のファジの立ち位置はJ2昇格組の3番手、いくらJ2で頑張ったからといって来年のJ1勢力図の最下層にいることは正直否定できないため、名立たる名門チームとのマッチアップにわくわくするどころか、それこそJ2に初参戦した2009年並みにケチョンケチョンに叩き潰されるのではないかともう既に心配している。同じことを考えているファンは相当数いるんじゃないか…と思っている。

 

それはさておき、来年は少なくとも今年よりかはファジのことを気に掛ける1年になりそうだ。関西でも試合が観れる!*10ということで来年は久々に生観戦をしてみたい。取り敢えず近場のガンバ大阪戦はマストで、なんならセレッソ大阪戦も見に行きたいな…と思っている。初めてのJ1での戦い。相当厳しいシーズンにはなるだろうが、しっかり戦力を補強して、取り敢えずは来期残留を目指して頑張ってほしいものだ。

 

改めておめでとうファジアーノ岡山県民として、こんなに嬉しい日は他にない。

 

 

 

以下余談

先述した同級生サッカーライターだが、なんと今年はホーム試合のマッチデープログラム*11を担当したほか、執筆記事がサッカーメディアで公開されるまでになった。彼の存在もまた、私の「書く」ことに対するモチベの一つになっていることは言うまでもない。

 

*1:要出典

*2:確か甲府戦、試合は静かに負けたという印象だった

*3:年間18ゴール。前年までチーム全体で40ゴールとかやってたチームからすると衝撃的であった

*4:友人と行くという手もあるんだろうがそこまでの情熱はなかったしそもそもスタジアムまでまあまあ遠かった

*5:3年間全部同じクラスだった

*6:多分チーム公認

*7:プロ野球関連のサブスク未契約の時期であり、野球も一緒に観戦できる、という点も迅速な行動を後押しした

*8:クソ高いことが原因

*9:なお今年もリーグ最多引き分けを記録している模様

*10:今年のJ2には関西拠点チームがおらず観戦は困難であった

*11:主催試合の試合前戦評みたいなもの

近況報告24秋

ハッピーハロウィン。ということで季節恒例の定例報告です。

 

①勤労面

相変わらずぼちぼち働いています。中だるみの時期ということで仕事内容に対するモチベがだだ下がりしているのでどうにかギアをあげていかないとなあ、と思っています。

一人前になるための試験ですが、「専門的能力はまあ申し分ないが人間性(面接)がどうしようもなさすぎる、没!」という評価を食らいました。ここまで面接試験から逃げ回り続けてきましたが*1どうやらそれも限界を迎えたようです。正直メンタル的な部分が大きすぎるため*2一筋縄ではいきませんが頑張るしかありません。取り敢えず来年度の目標としては本番で志望動機をフリーズすることなく言えるようになることです*3

本業と並行して某学童へもちょくちょく通っています。夏休みは本当にバカみたいなシフトの入り方をした結果、どう考えても歴代バイト最高収入だろ、という報酬を得ることができました*4。子どもたちの純真無垢な姿勢に目を細めつつも「やっぱり本業の方が合ってるよなあ…」などと思っています。なお当初の計画だと本業に余裕のある曜日は「午前中本業→午後バイト」という勤務プランを考えていましたが、土日に家で仕事をするのがほぼ確定すること、そもそも体力がもたないことなどを理由に半ば断念しています。いくら社畜耐性がそれなりに備わっているとはいえ流石にキツすぎる。

 

②ゲーム面

・ここ2か月ぐらいがっつりポケモンユナイトをキメています。久々にやると滅茶苦茶楽しいですね。ソロもいいけどマルチがとにかく楽しい。協力できるようになると途端に動きが良くなるのはマルチゲームではよくあることです。

・Civilization6ですが、やーーーっと先輩兄貴に勝利することができました。これまでの内政重視の考え方を諦め、軍国主義的に動いてみるとなるほど簡単に勝つことができました。やはり軍事力はすべてを解決する…!

スマホゲーは結局プロセカ一択に落ち着きました。先日は最推しバナー且つ周年イベントということでイベランに挑戦しましたが…これが地獄でした。

f:id:gentmr9517tktms:20241031164215p:image最終的に目標こそ達成したからいいものの、貯めこんでいた資源をほぼすべて消費するわ、最終日の追い上げはやばいわ、そもそもガチャは天井だわとたいへん疲弊しました。なお来月後半にはまた最推しバナーが控えている模様。ガチャ引けたら走ろうかなあ…?でもライボほぼ残っていないんだよなあ…。

・一人用ゲームは今更DQ6をやっています。どうにかDQ3リメイクまでに終わらせたいのですが多忙故無理そうです。

 

③その他諸々

・母方実家であった親戚のクソでかい集まりに行ってきました。総勢95人(!!)という大所帯*5で、正直半分近く誰が誰やら分からないという事態でしたが楽しかったです。

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・マジカルミライの企画展に行ってきました。ボカロPでクリエイターズマーケットにブースを構えていた従兄弟に会えたりして楽しかったです。来年はライブも行きたいなあ…。

・某団体の50周年記念パーティに参加しました。現役生が人形劇を披露するのですが、なんと題材が拙作(二次創作の方)になったということで、本番前に何度か練習を見に行ったりもしました*6。自分の作品が偉大なるOBOGの前で披露されるということで上演中まで気が気でありませんでしたがクソ盛り上がっていたのでよかったです。

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扇町にある小劇場に行き、映画「オペラ座の怪人」のデジタルリマスター版を観てきました。一昨年ミュージカル版をみて大いに感動して以来の「オペラ座」でしたが映画版も素晴らしい作品であり*7、またミュージカル観たいな…という気持ちが強くなりました。聞けば来年福岡で公演があるとのこと。行くか…???

また人生初のオペラ鑑賞も敢行しました。これについては記事を別であげているのでそちらをご覧ください。

 

gentmr9517tktms.hatenablog.jp

 

 

 

・最近急ピッチで鳥貴族に行きまくった結果、トリキ好き好き芸人になっています*8。最近のマイブームはレバー串を片手に酒をキメることです。やっていることが完全にジジイである。

・料理における片栗粉の重要性について再評価期が到来しています。取り敢えず肉にまぶして焼けば味付けがどうだろうと美味しくなるのがたいへんすばらしい。お勧めは鶏ももに片栗粉をまぶし、サツマイモと共に甘辛く炒めるものです。あれは近年の自炊の中でも稀にみる完成度だったなあ…と思っています。

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・某所で行われた、「マックの恒常バーガー全制覇大会」に参加しました。15種類バーガーを食べましたが*9どれも美味しかったです。参加した8人がそれぞれのバーガーに評価を付け、最終的な順位を決めるという形式でしたが…栄えある1位に選ばれたのはえびフィレオでした。肉系ばっかり食べた後のエビってまさに絶品なんだぜ?*10

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・京セラのオリックス戦にも月1ペースで通いました。特に今シーズンホーム最終戦にしてT-岡田、安達、小田選手の引退試合を観に行けたというのは貴重な財産となりました*11引退試合&セレモニー、ひどく感動するので好きな選手がいる方は是非行ってみふことをオススメします。

・中学校吹奏楽部の同窓会がいきなり開かれたので参戦してきました。卒業以来9年振りに会うメンバーも多く、当時の私の人権を鑑みるとどうなることやらと心配していましたがなんだかんだ楽しかったです。みんな大人になっててよかった(小学生並みの感想)

・億年ぶりに一人旅をキメました。行先は宮崎です。記事は…現在執筆中です。三連休終わるまでに形にしたい。

・ここ最近色々なところで色々な話やら議論やらを重ねていくなかで、「自分の頭の中を整理する機会」をもっと確保したいな…と思うようになりました。私にとってはこのブログこそがその場として丁度いいわけなのですが、現状の執筆体制では中々記事の投稿までいくことができません*12。もうちょっとブログの存在を軽く考えた方がいいんだろうなあ…ということで色々改革を考えています。とかいいつつこれまで通りで変わらない、という可能性も否定できませんが…。

 

というわけで今回は以上です。

 

 

 

*1:「面接がいやすぎる」という理由で一般的な就活をまったくやらなかった、もともと現在の道以外考えていなかったがまあまあ反省している

*2:高校入試の際急に頭が真っ白になり20秒フリーズしてから面接という存在自体を脳が拒否するようになってしまった、なお入試自体は成功に終わった模様

*3:何を当たり前のことをと思うかもしれないが現状3年連続でやらかしているので本気の目標なのである

*4:それでも昨年度同月収入の足元にも及ばないのだからいかに常勤という勤務形態がすばらしいかがわかる

*5:曽祖父の孫(=母親の従兄弟)総勢20余名とその御家族

*6:ちょうど勤務先で行事が重なったことによりクソ激烈閑散期だったことが功を奏した

*7:ミュージカル版をかなり忠実になぞっているので当然ではある

*8:某団体のOBが揃いも揃って鳥貴族芸人なことが原因とされる

*9:ひとつのバーガーを4等分くらいにしたものを食べ漁ったので実質4つくらい

*10:なお私のメインディッシュであるチキンフィレオは下から4番目の評価だった、今でも納得していない

*11:もしかして誰か引退するかも、ということで2ヶ月前にふらっとチケット取ってたのが功を奏した

*12:どうしても読者の存在を意識するためにある程度量のある文章がまとまらないと世に出せず、そうこうしているうちに賞味期限切れを起こした文章がいくつか供養されている

オペラ!ヴェリズモオペラ!

先日人生初となるオペラ鑑賞に行ってきました。

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演目は豪華二本立て、マスカーニ作の「カヴァレリア・ルスティカーナ」とレオンカヴァッロ作の「道化師」。どちらもヴェリズモ・オペラと呼ばれる、小市民の愛憎ドラマです。

この二作、私にとってはどちらも思い入れのある作品となっています。私は中学高校と吹奏楽部に所属していたわけなのですが、中学時代の吹奏楽コンクールの自由曲として選ばれたのが、この2つのオペラ楽曲を吹奏楽版に編曲したもの*1だったのでした。そのため劇中音楽についても大半を存じており、いつか見に行ってみたいなあ…とかねてから思っていた矢先この公演の存在を知り、是が非でも行かなければ、とチケットを手配したのでした。

なおオペラということで上演はすべてイタリア語公演。意味が理解できるわけがありませんがそこはご安心、舞台の横に日本語字幕がついていますので初見でも内容は理解できます*2

 

以下両オペラ情報&雑感

 

カヴァレリア・ルスティカーナ 登場人物

トゥリッドゥ(男):兵役帰り。恋人のサントゥッツァがありながら元恋人ローラと復縁する人間の屑。でもなんだかんだ人間の情は持っている。

サントゥッツァ(女):出番的には主人公格。恋人のトゥリッドゥの浮気で心がしんどくなっている。

ローラ(女)すべての元凶。兵役から戻ってこないトゥリッドゥをを待ちきれずアルフィオと結婚するも、いざ帰ってくると再び言い寄り、トゥリッドゥが自分の事を忘れるためにこしらえた女に嫉妬するやべー奴。そのうえ作品内で報いを受けていないときた。峰不二子みたいな奴。

アルフィオ(男):多分村の名士的な存在。荷馬役という仕事上あちこちに出かけることが多いがその間妻に浮気される可哀そうな男。最終的にトゥリッドゥを殺すわけになるがそうなるのも仕方ないような気がする。

ルチア(女)トゥリッドゥの母親で酒屋を経営している。作中の出来事についていけてない感が強く可哀想。

かんたんなあらすじ

トゥリッドゥとローラ(人妻)が復縁!トゥリッドゥに冷たくされた彼女サントゥッツァは嫉妬のあまりローラの夫、アルフィオに浮気をタレコミ!そして起こる決闘、トゥリッドゥ死す!

 

要約すると「浮気したら殺された」という作品。血生臭いですがオペラなんてこんなもんです。

ストーリーは知っていたので呑気に見てはいたのですが驚いたのはラスト、舞台外でアルフィオとトゥリッドゥの決闘が行われ、「トゥリッドゥが殺された!」という叫びを聞くところで終幕、という話は既に知っていたのですが、そこの演技があまりにも迫真でヒィッッッとなり、その上殺されたトゥリッドゥが運ばれてきて、ルチアかあさんが駆け寄る描写*3が目に飛び込んできたときはその凄惨さに絶句。頭ではこうなる、というのが分かっていたとしてもいざ実際観てみるとその衝撃度合いは凄いものがありました。でも登場人物ローラ以外全員黒ベースだったから見分けつかんかったのが悲しみ。修行が足りん。

音楽はやはり綺麗ですね。元々吹奏楽版から入って今回オペラ、という形だったので「吹奏楽であの楽器使ってたから女声の歌かと思ってたけど男声なんだ…」みたいな発見もあり面白かったです。著名曲としては色んなCMで使われる間奏曲。これだけは聴いたら「あっこれかあ」となるはずです*4

 
道化師 登場人物

カニオ(男):旅の一座の主にしてネッダの夫。演劇と現実は別物であるという思いが強く、妻にその手の話が出てくるのをこのうえなく嫌う。作中劇での役柄はパリアッチョ。

ネッダ(女):若い頃カニオに拾われ、養育されたうえで結婚したという、源氏物語の紫の上みたいな人。ただしカニオのことは大して好きではなく、シルヴィオと浮気関係にある。作中劇での名はコロンビーナ。

トニオ(男):旅芸人にして模範的下衆野郎。どうも醜い身体をしているらしく、ネッダに言い寄るも相手にされない。作中劇での名はタッデオ。正直カニオと名前が被ってごっちゃになるので困る。

ペッペ(男):旅芸人の一味のまともな奴&苦労人。あんまり出てこない。作中劇での名はアレッキーノ。

シルヴィオ(男):旅芸人が立ち寄った街に住む、ネッダと禁断の関係にある若男。策略家のフリして肝心なところで詰めが甘い。

かんたんなあらすじ

旅芸人の主宰者カニオは大のナマモノNTR嫌い、しかし妻ネッダが浮気していることが発覚!ブチ切れカニオは劇と現実の区別がつかなくなり、自前の浮気劇の公演中にネッダを問い詰め、終いにゃ助けに来た間男シルヴィオもろとも殺してしまうのでした。

 

要約すると「浮気されたから殺した」という作品。一緒じゃねえか!と思われるかもしれませんがオペラなんて浮気が華みたいなもんだし大体誰か死ぬのがセオリーというものです。音楽の授業で観たであろ「アイーダ」だって最後心中選んでたでしょ?

舞台もカヴァレリアと違って華やか。旅芸人の一座はもちろん、市民役の衣装も個性豊かかつ地中海情緒満載で良かったですね。

メインキャラクターの演技も勿論ですが、作中劇が始まってから観客役のみなさんの演技が観てて面白かったです。その中でただ1人 「劇」でなく「ローラとの駆け落ち」のことを考えてるシルヴィオだけ動き方が違って目立つ、というのもいい演出でした。

音楽ですがこちらは打楽器ふんだんで楽しいイメージ。やはり僕はこういう方が好きですね。2部最初のトランペットファンファーレがオケではなく劇上ソロ演奏だったのには舌を巻きました。とはいえ著名曲がある訳でもないので知ってたから楽しめた、という部分も多いでしょう。

 

以上、2劇の感想でした。やっぱり「知ってるからこそ楽しめる」部分が大きいよなあ……という思いが大きいですね。1人で行くならまだしも誰かを誘う、となった場合本当に興味持ってる&知見のある方を探す必要がありそうです*5。それはそれとしてたまに観る芸術としてはいいものだなあ、と思ったのでこれからも機会があれば予習しっかりして観に行こうかな、と思っています。

 

というわけで今回は以上です。

*1:中2が道化師で中3がカヴァレリアだった

*2:字幕付き洋画みたいなものと考えればよい

*3:多分本公演オリジナル演出

*4:これ安倍晋三国葬BGMで流れてたんだけど「作品内容わかって流してんのか…?」てなった

*5:今回の同行者は非常に満足している様子だったのでよかった

セカイシンフォニー2024大阪公演レポ

先日(といっても2か月近く前ではありますが)ボカロをメインにした愉快な音ゲー「プロジェクトセカイ」のコンサートに行ってきました。今回はそのレポになります。がっつりネタバレを含みますのでよろしくお願いします。

 

作曲家(俗に言う「ボカロP」)が5つのユニットに曲を書きおろす形態をとるプロジェクトセカイ。ユニットにより曲調は大きく異なり、「ミュージカル」がテーマであるワンダショ曲のように元がオケ楽器メインの楽曲のものもあれば、ロックやストリート曲など、オケ楽器とは無縁な楽曲もあるわけです。多種多様なジャンルの曲群をどうオーケストラで表現するのか…?と期待を胸に、私は会場である大阪中之島グランキューブ大阪に足を運ぶのでした。

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これはパンフレット&物販で買ったアクリルスタンドガチャ。小豆沢アルトサックスは解釈一致が過ぎる。

 

 

以下セトリごとに所感を述べていきます。

 

〇Leo need「STAGE OF SEKAI」&「星を繋ぐ」

 

最初はゲストである「Vivid bad squad」以外4グループの書きおろし楽曲が歌声(録音)付で演奏される形態。演奏前にはゲーム内イベントストーリーの一部が流れ、それに対応する曲が1曲目に流れます。というわけで今回流れたのは…2回目穂波ちゃんイベだ、ということは…「STAGE OF SEKAI」確定演出じゃん、やったあ!!!(ここまでコンマ5秒)

 

「STAGE OF SEKAI」プロセカ書きおろし曲はなんだかんだもう100曲に手が届きそうなぐらい存在していますが、その中でトップバッターを飾るに相応しい曲だと思っています。以前参戦した「プロジェクトセカイ Colorful live 2nd」でもトップバッターで演奏されいたく感動した記憶があるのですが、今回もすごくよかったです。

「星を繋ぐ」は進級前最後の一歌ちゃんイベント曲。実はあまりがっつり聞いた記憶がなかったのですが、今回改めて聞いてめっちゃいい曲じゃん…!!!となりました。特に2番終わりあたりからが耳触りがいい。この先リピートすることになりそうです。

 

〇MORE MORE JUMP「はぐ」&「チームメイト」

 

「はぐ」は実装当時ドハマりした(なんならその流れで作曲者のMimiさん楽曲の沼にまで浸かった)曲であり、今回演奏してほしい曲にリストアップしていました。ただ演奏するにあたり確実に鍵盤打楽器いるだろうな…とも考えており、客席から鍵盤打楽器の姿が見えなかったことから、今回はないかなあ…などと考えていました。しかし映像に映ったのは「はぐ」実装時のイベントストーリー。そして前奏で高々と響く鍵盤楽器!。弦楽器席の後ろに隠れて見えなかっただけであり、シロフォンもグロッケンもステージの上に存在していたのです。これはサプライズ。

オケ版「はぐ」重厚でよかったです。元々が軽やかなリズムの曲であり、弦楽器との相性は最悪もいいところなのですが、そこをカバーする名アレンジだったな~という感じ。普段聴き馴染んでいるものとは違いましたが、これはこれでありだな~と思いました。

「チームメイト」はみんな大好きHoney works楽曲。ハニワ楽曲はオーケストラ映えするだろうなあ~と前から思っていましたが実際その通りでした。とてもキラキラしててよかったです。ところでハニーワークスくんそろそろ高校生ガチ青春曲路線に戻って?????

 

〇ワンダーランズ&ショウタイム「キラピピ★キラピカ」&「Mr.Showtime」

もともとワンダショはミュージカル風、というコンセプトですからオーケストラ映えする曲がはちゃめちゃに多いわけです。

なおワンダショについては事前にパンフレットに載っていたイラストを見る機会があり、そこに載っていたのは「キラピピ」と「箱庭のコラル」のイラストでした。昨年のセカイシンフォニーの際、Twitterのタイムラインに流れてきたイラストとセトリを鑑みると、イラストになった曲が演奏される、という流れは間違いのないものでしたから、今回もこの2曲なんだろうな、素晴らしいな…と考えていました。実際流れたイベントストーリーは「キラピピ★キラピカ」の時のもの。ここまでは想定通りでした。

キラピピの素晴らしさも想定通り。元々がオーケストラ楽器をふんだんに使っている曲なので当然といえば当然です。というか原曲が良すぎる。全国民イヤホンで聞いてほしい。あとCメロのとこの拍子どうなっているんだろう…?という箇所があって前からずっと悩んでいたのですが、今回の指揮を見て納得しました。こういうのも生演奏を聴きに行くメリットですね。

 

というわけで2曲目、ほぼ間違いなく箱庭のコラル。最推しかつバースデーの(これは見事な偶然でしたが7/20は草薙寧々誕生祭でした)寧々バナー曲だ、と身構えてきたのですが…耳に入ってきたのはFマイナーの軽やかな前奏。

ミスタショじゃねえか!!!!!!!!!!!

想定と違うぞ!ということで頭は完全にパニック状態。さらにミスタショことMr.Showtimeといえば私のテーマソングじゃんと不埒なことを騒いだ(最近流石に恥ずかしくなってきている)ほど実装当時の私にぶっ刺さり鬼リピした曲。こんな贅沢いいのか…?と思いながら聴いていました。原曲をさらに重厚にした感じでとてもよかったです(小学生並みの感想)

 

〇25時、ナイトコードで「キティ」「25時の情熱」

「キティ」は予想外の選曲。原曲が割とがっつりロックなためオケ向きではないよな…ということで選曲予想から完全に外していたのでびっくりしました。原曲のスピード感をオケで表すのいけるか…?と少しばかり心配になりましたがそこは無問題。ただ弦の皆様大変そうだったな…。

「25時の情熱」はニーゴらしいバラード曲ということで弦楽器適正の高い楽曲。「キティ」のパワー感とは一味違うしっとりした曲調にオケがまあ合う。今回のセトリのなかで一番「オーケストラ」だったように思います。とても綺麗でした。

 

ここで前半終了、休憩を挟みます。

 

後半はゲストであるVivid Bad Squad(の声優)の皆さんをゲストに招いてのステージ。普段生放送などで声優さんたちがきゃっきゃしている姿を見ることはありますが、生で見るのは当然初。映像で見るのと変わらない皆さんの姿にテンションがあがります。

 

〇(7月こはねイベ劇中歌)

知らない曲だ!!!!!!

今回のシンフォニー参戦にあたり、特にビビバス楽曲はがっつり復習しておきたいな…ということでここまでのバナー曲を一通り聞き漁ってきてはいたのですが、いざ演奏されたのはどうも耳馴染みのない曲。これもしかしてこの前実装したばかりの「Ultra C」か…?と思いましたがそれも違うようです。のちの説明で判明したのですがどうも1曲目は書きおろし曲でもなく、シンフォニーの直前にあったビビバスのイベントストーリー内の劇中歌だそう。さらに披露前には当該イベストの一節をアテレコしてくれました。会場は異様な盛り上がりをみせ、流石にイベストまでは追えていなかった私は悔しい思いをしたのでした。修行が足りん。

 

スペシャルメドレー「ひつじがいっぴき」→「ミライ」→「仮死化」→「烈火」

怒涛の4連曲。各メンバーのバナー曲+初期曲という隙のない構成。

「ひつじがいっぴき」は最後のこはね役、秋奈さんの巻き舌がそれはまあ圧巻でした。どうやったらあんな音の出し方できるんだ?

「ミライ」、開幕は冬弥役の伊藤さんのソロなのですがこれがとても伸び伸びしていて聞いてて気持ちよかったです。この枠はまあ間違いなく「RAD DOGS」(オケがふんだんに使われている冬弥バナー楽曲)だと踏んでいたのでびっくり。

「仮死化」ビビバス楽曲の中ではトップレベルで好きなのでうれしかったです。曲の構成として裏で合唱(というかコール?)があるためこういうコンサート映えも良いのですよね。

「烈火」だいぶ新しめな曲、杏役のジェナさんの声がそれまでの曲よりも格段にパワフルに聴こえてきたのは想いの強さを感じました。間奏の男二人のハモリもとても気持ち良かった。

 

ビビバス楽曲、正直ストリート風味マシマシ&電子音もがっつり使っているということでコンサート映えするのか…?と思っていましたが期待を大きく上回ってくれました。声優さんたちの歌唱も本業歌手に劣らぬ素晴らしさでとても良かったです。

 

インスト(歌唱&歌声音声なし)メドレー

Ready Steady→抜錨→きゅうくらりん→愛して愛して愛して→マーシャル・マキシマイザー→KING

「Ready Steady」は元々電子音バチバチの曲なのですがなぜかオケにしてもしっくりくるんですよね。こういうアレンジってどういう思想のもと行われるんですかね?

「抜錨」は前年の初音ミクシンフォニーに引き続いての演奏。指揮者が同じということで譜面も同じかな…?と思いましたが違いましたね。CDが出たらぜひ聞き比べをしてみたいものです。

「きゅうくらりん」これオケでやんの!?原曲を聞いたことのある方はわかると思いますが、この曲不協和音がいい感じに絡まって構成されている複雑な楽曲であり、オケでは無理だろうな…と踏んでいました。それをさらっとやってのけるのだから大したものです。特徴的なピアノも良く響いていました。あれ弾くの大変だろうなあ…。

「愛して愛して愛して」怖い!元がダークなバラードということでオケ適性は高いのですが、いざ聞いてみると想像していたより不気味さがマシマシでした。

「マーシャル・マキシマイザー」高速曲、さらに高速の歌詞パートを楽器でやる必要がある演奏難易度の高い曲だと思いましたが聴きごたえはその分抜群。

「KING」これまた歌唱パートがやばい楽曲。弦楽器が頑張って対応しようとしていました。ただこの曲に関しては全編だいぶテヌートより(メイン楽器が弦なので当然という部分はある)であり、原作(とくに類司カバー版)の勢いが損なわれいたように感じたのが惜しかったです。

 

本編としてはこれで終わり。アンコールに入ります。ビビバスの皆様再登板、さて披露される曲は…?

 

〇アンコール 「ULTRA C」

噓だろ!?!?!?!?!?!?!?!?

 

「Ultra C」は七月上旬の小豆沢こはねバナー曲。セカイシンフォニー大阪公演は7月中盤ということで、曲自体が世に出てからわずか2週間そこらという状態。

開演前に同行者の先輩と「アンコールでULTRA Cとか来たらアツいっすねガハハ」とか言っていましたがまさか本当にやるとは…という感じ、当然のことながら会場のボルテージも最高潮です。

曲自体がGiga節が効きつつもコーラスのハモリなどオケ映えすることもありとてもキマってました。なにより声優さんたちのガチ歌唱が本当に力強すぎる。とくにサビ後半の男声パートがとてもよてもよかった。「これが伝説の夜かあ…」とゲーム内時空に入った気がしました。惜しむらくはコンサートという仕様上座って聴かざるを得なかったこと。これライブ等の形だったら盛り上がりはよりすさまじいことになっていたでしょう。

 

〇ラスト曲「NEO」

最後はまあこの曲でしょう、と予想通り3周年ソング「NEO」。やはり曲自体がめちゃくちゃ綺麗ですね。今のところ周年ソングの中で一番好きです。そろそろ4周年ということで新曲が出てくるとは思うんですが、果たして今年は誰が担当するのだろうか…?

 

 

というわけでセカイシンフォニーレポでした。初音ミクシンフォニーも凄かったですが個人的にそれを超える素晴らしさ(大体ビビバス生歌唱に圧倒されたおかげ)で

行った甲斐がありましたね。当時若干弱くなっていたプロセカに対する熱も完全復活しましたし、改めていい作品だなあ…と思いました。来年もぜひ行こうと思います。

 

というわけで今回は以上です。書きたい内容は色々あるのでもう少し投稿頻度をあげていきたいですね…。

 

 

近況報告2024夏

例によって近況報告です。

 

①勤労面

どうにか大阪の水にも慣れ、呑気に働いています。何か知りませんが勤務先全体に「相当な重荷を担っている人」という印象を持たれているらしく(まあ担当業務においては実際そうなんだけど色んな業務掛け持ってる人達の方が余っ程大変だろうな…と思っている)、会う人会う人に労われているというVIP級の待遇を受けています。調子に乗らない程度に好き放題やっています。古典、超楽しい。

さてちょくちょく話題に挙げている1人前になるための試験ですが、無事1次を突破し最終試験に突入しています。先日受けた面接試験は案の定散々だった(私は生理的に受け付けないもの3選に面接が入る程の面接嫌いである)ため、最後に控える筆記試験での挽回を狙いたいところです。まあ受験戦略的には想定通りではあるんですが…どうなることやら。

本業だけだと流石に収入が厳しいため、副業兼本業がお休みのときの働き先として大学の時にお世話になった学童アルバイトに復帰しました。以前勤務していた時よりもバイトの数は増えているはずなのですがどうも人手不足らしく、想定を遥かに超えるシフトのぶち込まれ方をしています。報酬等も大学生時据え置き(なんなら実質退職時に発生した労働運動の結果まで反映されている)であり、文句のない働き方ができています。平日はほぼ毎日のようにバイトが(半日ではありますが)入っているため、半日働いて半日大学図書館で勉強して…という生活を送ってます。まるで模範的大学生のようです。

 

②一人暮らし面

完全自炊を維持しています。食費におきましても(イベント時外食を除き)月2万を目標にやってたら月1.5万で安定しだすという訳の分からんことになっています(どっかで記事にしたい)ただやっぱり月の各種維持費がバカにならないこと、また色んな人と会いまくっていることで出費が嵩み、無事毎月赤字を垂れ流しています。まあそのための昨年分の蓄えですし、副業による収入増で黒に転じそうなラインではあるのであまり気にしすぎないようにしています。今期は出ないと聞いていたはずの夏ボーナスも何故か入ってきましたしね。

現在は寝室にエアコンの空気が届かない、という問題に悩まされています。こればかりはどうしようも無いので夜は窓を開け、サーキュレーターで風の通り道を作るなどの対策を取っていますが起きる頃にはだいぶ汗をかいている、という状態です。まあ暑すぎて目が覚める、という程では無いので体調に気をつけつつ我慢するか…と考えています。なんかいい夜間の暑さ対策があれば教えてください。

 

③ゲーム面

特にこれといった変化はありません。そもそもゲームにかけられる時間が少なく、一緒に遊んでいる皆様にだいぶ遅れを取っているのが少しばかり申し訳なく思っています。相変わらずアクション苦手なのよなあ……

今年度後半はDQ3以外にどうもやりたいソフトが無さそうなので既存のゲームを極めていきたいなあ…と考えています。なお本業であるはずのポケモンは全くできておりません。対戦を始まるまでにかかる時間が長すぎるのよ……

ペナントモードが本業となりつつあるパワプロは2024版を即購入しました。真面目に遊ぶための下準備としては現在はここ2年間で作られた各球団の応援歌をちまちま採譜しています。合計100曲超と中々ハードワークですが、いい気分転換にもなるのでたのしくやっています。

オフラインゲームでは偉大なる先輩の皆様のグループに乱入し、マーダーミステリーというものに挑戦しています。初戦こそいきなり犯人役&周り皆玄人という環境の結果ボコボコにされましたが、なんだかんだ楽しくやっています。やっぱり頭使うゲームの方が僕には合ってますね。

 

④ その他諸々

 

・車を駐車場のフェンスにぶつける、という自損事故をついにやらかしました。幸い人的被害はなく、後処理も無事完遂したのですが、事故以来明らかに運転精度がカスになっており。車の左側をぶつけたことで、全体的に車体がかなり右に偏った走り方になっています。一種のイップスのようです。運転機会を重ねることでどうにか改善したいですが…そもそも中々乗車機会ないんだよなあ…。

 

・先日プロセカの交響楽公演、セカイシンフォニーに行ってきました。近々記事にします。

 

・人生初オペラ鑑賞をキメることになりました。しかも題材が中学の吹奏楽コンクールで演奏した「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」のダブル公演ということでめちゃくちゃわくわくしています。最近は専ら両公演の音源を作業用BGMとすることで予習に励んでいます。…中学生時代からもう10年ってマジ?そりゃ同窓会も開かれるわけだ。

 

・大津でやっていたポケモン×工芸展に行ってきました。普段見ないような技術がふんだんに使われていて想定以上に満足しました。

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f:id:gentmr9517tktms:20240802221336j:image写真もいくつか撮りましたがやはりこういうものは現物を見るに限ります。皆さんもぜひ見に行きましょう。まあ近畿近郊で展示されることもうないのですが…。

 

・激烈な暑さに参っています。代謝つよつよ芸人であることが災いとなり、会社やバイト等に行くたびに多量の汗を垂れ流しています。朝7に自転車を漕いでも汗だらだらになり日中の臭いも気になってくるので人生初シーブリーズでもキメてやろうかな…と考えています。

また、酷暑により学童の外遊びの時間が殆ど取れておらず、子どもたちのエネルギー放出機会が足りず部屋で騒がれる、という事態には若干辟易しています。外遊びは外遊びで大変ですが、無ければないで案外困りものなのです。日本の気候、どうにかしてくれ………

 

・いろんな人々に会いやすくなったこともあり、ちょくちょく主催企画を組んでいます。6月に綾部の方に紫陽花を見に行ったり、7月には野球観戦をキメたり…。改めてこの男、「自分が企画した場で周りが楽しんでいるのを眺める」ということが好きなんだなあ…と感じています。そろそろ次の企画も考えたいところ。なんか案がある方は投げてくれたら多分形にします。

 

・主催企画を組む傍ら、いろんな方々の企画にも参入しています。その中で飲み会に行く機会が増えているのですが…最近ついにビールを旨く飲めるようになりました。とりあえず生、というワードが使えるようになったという事実に、ワシももうジジイになったんだなあ…と感慨深くなっています。なお先日日本酒にも挑戦してみましたが、これは21世紀生まれのクソガキにはまだ早かったようです。

 

・某団体の50周年記念行事が決まりましたね。どうも周りに参加者が少なさそうなのが気がかりなのですがもちろん参加します。おそらく現役組が何かしらのプログラムを魅せてくれると思うのでそれを楽しみにしています。ところでイズミヤ公演って事前に日程分かったりするんですかね?かなり行きやすい距離にあるので日程さえわかれば全通する厄介オタクになるんだけども。

 

・5年間ぐらい放置していた虫歯がそろそろやばそうなので歯医者に通っています。思っていたよりかは壊滅的な状態ではなさそうだったので安心しています。最近の歯医者はレントゲンで歯の状態が立体的にわかったり、詰め物を簡単に作ることができたりと技術の革新がすごいですね。

 

今回はこれくらい。

もうすぐ試験勉強が一区切りつくのでその後は登校頻度があがるって偉い人が言ってました(定期)(他人事)

 

 

 

 

 

 

社会人、大学に通う。

時が経つのは早いもので新年度が明けてからもう1月半が経とうとしている今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。私もどうにか新生活に適応し、日々のルーティーンもある程度定めることができたことで、慌ただしい生活の中にも少しずつ余裕がでてきました。本日はその中で生まれた新たな習慣についての話です。

 

さて、皆様ご存じの通り私は某専門職に就いているわけなのですが、まだ試験に合格し一人前の称号を手にしているわけではありません。今のままでも働けはしますが(この辺については話すと長いし面倒くさいので省略します)一人前であるかどうかは賃金に大きく影響します(一人前になったら大体25%ほどアップします)。一人暮らし、さらに車持ちということで月の支出額が中々なことになる私にとっては一人前になる、ということはかなり重要な、というか今年度中に成し遂げたい至上命題なわけです。

 

というわけで修行を積むことが必要です。ここ2年間試験勉強を続けていたこと、実地で経験を積んでいることで、基礎的な知識についてはだいぶ蓄積されていると自負しているのですが、幸い現在の勤務形態は非常に時間にゆとりのある設計になっており、メイン業務さえこなせば後はいつ退勤してもよいという形なため、仕事を終えた後勉強する時間的余裕と体力があります。とはいえ退勤後帰宅したところで意志薄弱青年である私がすぐ机に向かうことなどできるはずもありません。ちょっと休憩…としたところでそのまま数時間棒に振ってしまうことぐらいわかっているのです。いかにして勤務終了後速やかに修行体制に入ることができるか、という問題が私を悩ませます。

そんな中、先日大学の友人と会う機会がありました。大学近郊に住む友人と話しているなかで、大学図書館は申請すれば卒業生でも利用可能である、という情報を入手しました。最初に身分証明書を提示し手数料の1000を支払えば、利用者カードが発行されあとは無限に(年一回無料の更新が必要ですが)大学図書館を利用できるし書籍も借りることができる、というのです。

そうかその手があったか、と私は膝を打ちました。大学図書館であれば勤務先の方々と顔を合わせることは確実にありませんし、そのうえで静かな環境で修行に集中することが可能です。静かで誘惑のない環境、という点においては市立図書館でも同じですが、大学図書館には市立図書館にもないメリットがあります。大学図書館には数多くの研究書が揃っていますが、その中には当然某専門職を目指す人のための書籍・雑誌なども揃っているわけです。私も大学生の時は図書館にこもり、雑誌に掲載されてある試験対策問題を漁り修行に励んだものです。それが卒業した今もなお使えるのであれば願ったり叶ったりです。

さらに、大学へのアクセスの良さも追い風になります。さすがに千里山に居を構えていた時のように、徒歩10分でいける、というわけにはいきませんが、それでも自転車を漕いでいけば自宅から30分と経たずに大学にたどり着くことができます。そのうえ現在の勤務先はちょうど自宅から大学方面への方角に(実際には少しずれますが)存在しており、勤務先から大学へ自転車で行くことも可能です。これは利用しない手はない、と思い、早速大学へ自転車を走らせ、図書館の利用申請をしたのでした。

 

そこから久々の大学通いがスタートしたわけなのですが…1年とちょっとぶりに活用する大学というものは実に便利なものですね。特に感じたのが「勉強に必要なものがなんでも揃っている」という点。図書館にある多種多様な書物はもちろん、文房具等を揃えているショップや書店。昼食も安価で取ることができれば気分転換に散歩もできる…と至りつくせり。一度大学を出たことで、改めて基本設備の充実性に気づくことができました。まるでテーマパークに来たみたいだあ…。

そして何より図書館が楽しい。修行のための雑誌等が揃っているのももちろん素晴らしく、勉強も大いにはかどるのは勿論、何か調べたいことがあった際にすぐ調べられる、調べるための文献にアクセスできる、というのはとても幸せなことです。

思い返せば大学時代に図書館の文献を利用する機会はほぼ間違いなくレポートかゼミの2択。いわば強いられて文献を漁っていました。現在は「調べなければならない」という足枷が外れましたので、自分が調べたいことを好きなだけ調べ、本当に自分だけのために文献を読み漁ることができます。これが素晴らしい。今は勉強というやるべきことがあるためがっつり資料漁り、というわけにもいきませんので、大河ドラマ「光る君へ」を鑑賞した後に、映像の出典となる古典作品を読んでみるぐらいに留めているのですが、それが今めちゃくちゃ楽しいし図書館に行って勉強するモチベにも繋がっています。齢23にして初めて「主体的に学ぶ」感覚を楽しんでいます。

ただやはり大学図書館は大学生のための施設。ただの一般人である私には既に利用できなくなっている設備もあります。特にKUWifiが使えないのが痛い。KUWifiに繋いでおくとオンライン百科事典集であるジャパンナレッジを無料で使える(これは本当に偉大なことなので大学生諸君は今のうちに使い倒しておくことを強くお勧めする)という素晴らしい利点があり、私は主に古典作品を読むときに重宝していました(各種各様の作品が現代語訳付きで掲載されている「新編日本古典文学全集」が収録されており、本文を打ち込むことで簡単に作品にアクセスできます。国文学の人間には手放せない代物です)。これが使えないとなると古典作品の本文を探す効率が大幅に悪化するので困りものです。Wifi使えないなら図書館にある調べ物用PCを使えばいいか、と思ったのですが、どうも調べ物用PCも大学在籍者専用とのこと。つまり現状の私はジャパンナレッジを使うことはできないのです。少なからず残念なことではありますが、それ以外のことについてはとても満足しています。ところで関西大学くん卒業生向けにジャパンナレッジ安く使えるサブスクださない?年間5000円ぐらいなら払いますよ?

 

というわけで大学に再度味を占めた私は時間に余裕があれば大学に通う、という生活を送っています(大体月・木の勤務後&土曜に行くのがルーティーン化している)。大学生の皆様はもしかしたらエンカすることもあるかもしれませんが、その時は声をかけていただけると大変喜びます。

 

というわけで今回は以上です。

 

 

 

おひとり様ドライブ ~奈良 薬師寺~

先日、ひとりで奈良方面にドライブに行ってきました。今回はその話です。

 

せっかくのGWだから何処かドライブでも行こうか、と思い立ちました。車を持ってきたのはいいものの通勤で使えない以上乗る機会も限られてくることから、維持の観点からも意識的に車を使う必要性があるわけです。特に誰かを誘うあてがある訳でもないので行先も自由に選べるということでさてどこにするか…と関西各地をチェックしていましたところ、奈良は薬師寺で「薬屋のひとりごと」の小説原画展が開催されることをリサーチしました。

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アクセスを調べてみると高速道路使わずとも1時間足らずで行くことができると判明、ほな薬師寺行くか…!!ということになりました。

 

ドライブ決行日は昼から雨が降る日を選びました。予定柄そこが空いていたということもありましたが、GWということで混雑が見込まれる中、少しでも人が少ないであろう日を選ぼうとしたのが狙いです。それに昼間から雨ということがわかっていれば朝早くから行かなければ…という焦りを生むことで早起きにも繋がりますからね。

 

当日は8時半過ぎに家を出発、渋滞を恐れ必要よりも少し早く家を出ましたが道中とくに混むことも無く割とすいすい進みました。ただ関西の道は難解であり、2度入るべき道を間違えたことで10分近くロスしてしまいました。外環状抜けるの難しいんよ……

 

というわけで10時前に最初の目的地、薬師寺に到着。薬屋原画展のチケットを10時~10時半で取っていたこともあり、本堂等の見学は後回しにして会場である西僧坊(昔僧侶の皆さんが住んでいたところ)へ向かいます。入り口で絵師、しのとうこ氏のサインを撮ったところで鑑賞スタート。

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原画展、思ったよりその規模は小さめでした。よくよく考えてみると今回のテーマは「小説の挿絵」。1冊の作品にそう何点も挿絵がある訳もありませんから総作品数もたかが知れているわけです。そのため鑑賞時間も20分あれば全ての絵をまじまじと眺めつつ物販までたどり着くことができる…という感じ。1作1作は秀逸ですしその時点では人もあまり多くなかった(時間ごとに入れる客を分けていたのが功を奏した形である)ため、かなり快適に原画展を楽しむことができました。ただこれJR東海とのタイアップ企画(=東京からの観光客を見越している)であり、遠路はるばるやってきた人達にこの量は果たして大丈夫なのか…?と余計なことを考えてしまいました。まあええか僕関係ないし。そもそも壬猫の鉄道員コス絶妙にこれじゃない感があるんだよなあ……。

こういう原画展等に入った際は、自分への土産も物販で何か買うことで作者に貢献しようというのがマイルール。今回は悩んだ末小説アクリルスタンドを購入。

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とてもいい感じです。小説、まだ9巻までしか読めてないのよな…。早く読み進めたいのですが中々まとまった時間が取れないところ。

 

原画展を後にした後は薬師寺観光。薬師寺の名物と言えば左右にそびえる三重塔。

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(写真では三重どころか六重にすら見えますが、屋根が狭い段は割愛するらしい)

両塔には仏教の大元、釈迦の一生を8要素に分けて表した「釈迦八相」と呼ばれる塑像(近年現代の芸術家によってリメイクされた)が安置されており、一周ぐるっと回ることで釈迦、そして仏教の興りを学ぶことができました。これが相当に面白い。中でも私が目をみはったのは、一つ一つの像に「時の流れ」を感じるという点です。

現代において私達は映像を見たり、演劇等を生で鑑賞することなどにより、時の流れを意識しながら芸術を味わうことができます。これは絵画等「一つの場面を切り取った」作品ではなかなか感じることが難しいものです。映像技術のある現代ならともかく、そのようなものがない20世紀以前では(演劇など現在進行形で味わえるものならともかく)芸術に「時」の概念を感じさせることは難しかったのです。そこで古の芸術家たちは一つの作品に複数の事象を盛り込み、作品にストーリー性を持たせました。そうすることによって鑑賞者たちはストーリー流れを追いながら、つまり「時の流れ」を感じながら作品を鑑賞することができるのです。なんとも見事な技です。

 

その後本堂をめぐり(なぜか牛黄が展示されていたのが薬屋タイアップ感が出ててよかった)、最後に東僧坊(もはや休憩スペースと化している)で売店を物色して観光終了。寺社仏閣鑑賞、想定の数倍楽しかったです。奈良薬師寺上代の建築(≒私の専門である平安古典文学に出てこない寺社)であるため、私の興味をそそるものはあまりないのではないか、と勝手に考えておりましたがそんなことはありませんでした。むしろあまり知見のない分野ということで、まだみぬ発見が多くとても満足できました。正直味を占めたため、今後も暇あれば寺回りしようかな…なんて思っています。

 

(本当は薬師寺の後に近くにある唐招提寺も見学したのですが、歴史の教科書に掲載されていることでおなじみ鑑真像のレプリカ以外面白味がなかったので割愛します。私の本名の元ネタとされる画家、東山魁夷が描いた襖絵が一般公開されてなかったのが痛かった)

 

というわけで今回はここまで、また車でどっかに行った際は、そのログを書いていく予定です(なお車は自損事故により絶賛修理中な模様、これもひと段落ついたらレポを残しておきたい)。

 

 

おまけ

お昼ご飯は車を南に走らせ15分、大和郡山市の「花一番」という地元野菜をふんだんに使ったお店に行きました。いただいたのは揚げ野菜と唐揚げをポン酢で味付けしたもの。

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すさまじく旨い料理をお手頃価格で味わうことができたのでたいへん満足しています。皆さんも奈良観光の際はぜひどうぞ。(なお車がないとまあまあアクセスがしんどい模様)