グッバイみすたー⑩

前回の続きです。代表最後の1か月です。

 

さて、幹部を発表する前に、二回生ひとりひとりと話す時間が欲しいな、と私は考えていました。先述したように、上回生と下級生のつながりがあまりないのが現状、中にはほとんど上回生と話したことが無い人だっている可能性は重々にしてあります。それなら最低限、僕とのつながりを作っておくことで、何かあったときの相談先として利用してもらおうと考えたわけです。そうした結果誕生した企画が全員面談です。ひとりひとりBoxにお呼びして、幹部(というかわたくし)とおしゃべりしよう、という企画です。

面談の内容としては

・チルコンの感想

・役職の提示

・各種質問(仲いい上回生について、同期のことについて等)

を用意していました。役職の提示について、実は書記だけこの時点で決まっていなかった(立候補が多く、適性的にも申し分なかったためこちらで一人に絞ることができなかった)ため、そこだけまとめて呼んで、あとは個別に話をしていました。この企画をやることを決めた当初、幹部の中では一人でやると負担が大きいから分担してやるか、という話が出ていましたが丁重にお断りさせていただきました。というのも先述したチルコンの一件で団体の現状を身をもって知った結果、「自分が後輩たちの味方でいなければならない」などという強い意志を持っていたことがあります。それはそれとして私自身がこの企画について相当わくわくしていた、という部分もあります。むしろそっちの方が主です。だって楽しいじゃん。みんなと話すの。

ということで全員と話して、役職も決めて、無事発表。どうにか代替わりを形にすることができたのでした。

 

仕事はもうちょっと続きます。まずはチルコンの後始末、DVD化並びに梱包、発送作業です。チルコンの映像化につきましては私がこっそり所属している映像音楽錬成サークル(この時点ではあかとんぼで手一杯であったためほぼ居ないも同然でした)の力を借りていました。さらにそこの部長等を働かせることで、弊団体に映像技術を伝授させました。やはり持つべきものはコネだな!ちなみに私は面倒だったので何一つ参加しておりません。丁度二回生の皆様が精力的に活動しようとしていたためそれに甘えた形でもあります。

梱包と発送についてはチルコン委員が人員を募集していたので当然のごとく参加しました。二年連続での梱包作業はこれまた地獄でしたがなんとかこなしました。あれ絶対10人規模でやるべきだよ…。

そして正真正銘最後のイベント、当代最後のオンラインミーティング、「あかとんぼ総会」の実施です。これについては数年前(僕が入る前)に対面で実施され、様々な意見が飛び交っていたという故事を聞いており、絶対にやりたい!と思っていたため実施しました。私は自分たちの代が変わるまでに絶対に団員の皆様に溜まっている不満を吐かせることは必要だよな…と思っていました。上下のいざこざについてもそうですが、12月にもなると3回生内での不仲説まで騒がれていましたからね。そこに関しては否定はしつつも、そんな話が広まった原因に思い当たりがありすぎたので何も言えませんでした。まあそもそも我々相当なビジネスライク集団でしたからね。特に幹部組なんてご飯会今に至るまで一回たりともやっていませんし(まあ永遠にオンラインで会議していたこともあり態々対面で話すことなどなかったところはある)不仲と言われても仕方のない部分はあります。別にそこまで仲悪い、というわけでもなかったと思いますがね。

ということでこれまたアンケートを実施し(代表任期の一年間でめちゃくちゃGoogle form使うのがうまくなったような気がします)。それを一個一個読みながら資料を作ることになります。匿名性担保と言うことで学年以外は記入無し、という形を取らせていただきましたが…正直バレバレでしたね。文脈からも、何なら文章の質感からも「これあの人が書いたな…」ってのが判別できたのは正直楽しかったです。ただあまりにも分かりやすすぎたので資料にする際には大幅な手直しが必要になりました。流石に大変でした。

なおこれは余談ですがあかとんぼ総会実施にあたり、なんと私は当時お付き合いしていた人の家から参加していました。つまるところ九州にいたわけです。丁度その方が留守にしている時間帯だったため一人のんきに司会をすることができたのでした。

総会本番は想定以上のメンバーにお集まりいただき、色々と話をすることができました。やはりオンラインということで、聞いていた対面開催時のような大騒ぎはありませんでしたが、それでも様々な立場からの思いというものが全体に伝わることはできたのではないかと思います。第二部でいろんなお題についてメンバーの誰が相応しいか問うあかとんぼ総選挙を実施できたのもよかったです。あれ実はどこかの合宿でやりたいな…と思っていつつも色々な制約によりできなかった過去があったので、最後の最後に実施できたのはとても嬉しかったです。最後に幹部の皆様からのありがたいメッセージを伝えてもらったところで終了。前日に代替わりの公式書類を猿山に提出していましたので、これにて本当に代替わりです。

…いや、もう一つ仕事が残っていました。総会アンケートの集計版公開です。事前に「集めた意見は大体公表するからよろしくね」と言った手前公開するのは義務なわけなのですが、先述のとおり文体を見るだけで誰が書いているかバレバレだったため大部分を書き換える必要がありました。一部は総会資料に載せる際に校正を加えておりましたが残りを直すのもまあ大変。最終的に作業は大晦日の晩まで続き、紅白も佳境になったあたりでようやく公開することができたのでした。年末に皆様を動かすのもどうか、ということで誰かに頼むこともありませんでしたからね。

こうして代表としての任期は終わりました。よく「いつも謎の業務をこなしているイメージがある」などと言われましたが実際その通りだったように思います。私は仕事を勝手に創造することについては天賦の才を持っているというクソみたいな自覚を持っていましたし、さらに自分が勝手に増やした仕事を他人に押し付けるのは可哀そうだ、ということで自分でやってしまうということも多々ありました。さらに基本的に私は自分がしたいことをしていたため、多量の業務が嫌になることが全くなかった、なんなら割と楽しくやっていた所さえありました。その結果いつになっても私の仕事は減らず、むしろ増えていくことになったのでした。この傾向は代表を退いた先も続いていくことになります。

自分自身はこの一年間について、「ようやっとる」という感想を持っています。時勢はいまだコロナ渦、本来の活動が全く復活していない以上、言ってしまえば団体が消滅するリスクすら大いにあったわけです。そんな中活動範囲をオンラインに移しながらもさまざまな企画を行い、「あかとんぼとしての活動」を継続することで、対面活動が解禁された際にすぐにチルコンという大事業をなんであれ成し遂げることができた、ということは当代の誇るべき功績であると自負しています。2020年初頭に始まったコロナ禍、先行き不透明な団体を先代はどうにか持ちこたえさせ、新入部員を多く集めることで「種を蒔いて」くれました。その先代があったからこそ、当代はそのメンバーを動員し、必死に活動を食いつなぐ中で、ある程度の対面活動を実施することで「水をやる」ことができました。その結果が翌年、学童や五児文等、子どもたちと関わる活動の復活を成し遂げることができた、ということで、次代が「花を咲かせる」までのつなぎとしての役割をしっかりと果たすことができた、と考えています。もちろん「こうすればよかった」と思うことは多くありました(特に団内の人間環境保全についてはもうちょっとできたことがあったとは思います。僕らが関わるべきところなのかは知りませんが)が、当時の私たちがその時その時にできることはやれたかな、と思っています。

 

というわけで今回はここまでです。次回以降は2022年。元老と化したわたくしのお話です。