グッバイみすたー⑤

前回の続きです。今回はコロナ襲来から。

 

gentmr9517tktms.hatenablog.jp

 

2020年春、皆様ご存じのとおりコロナウイルスの恐怖が世界を襲います。その結果すべての活動がいったん停止してしまいます。

学童委員になった私が最初におこなった電話は学童への訪問アポ。しかしお互いに見通しがつかないことで、どの学童からの返事も「今期は難しそう」というものでした。しかしいくつかの学童からは「でも楽しみにしているからまた回復したら来てね」というメッセージもいただきました。有難い限りです。

三月には卒業制作がありました。もともとは対面開催の予定でしたがそれは叶わず、Youtube liveをつかっての配信となりました。‥‥今考えるとあの時期にLIVE配信にこぎつけた先輩方、かなり凄いことやったよな、と思っています。発表物自体はコロナ襲来前にコツコツやってたとして、「自分達だけで場所借りて機材整えてライブする」って中々ですよ。コメント等の機能も有効活用していましたからね。まさしくプロの所業といえる(ごますり)

また、毎週の学童以外でも経験を積みたい!という思いで某学童のアルバイトに応募しました。面接とおるかな…?と思っていましたが事実上顔パスでした。あかとんぼに対する信頼度が高すぎる。

 

そして四月、新学期のシーズンですが…大学は動きません。当然新歓も動きません。数週間して授業が始まりましたがそれも完全オンライン制。慣れないZoomに四苦八苦することになります。

二年春学期ですが、私は岡山に戻っています。大阪にいても一歩も動けませんし、授業なんてものはどこでも受けることができますから、光熱費やら食費やらかさむことを考えると実家でのんびり過ごした方がいいや、と思っていたからです。バイトも固定シフト制のものはその時点では全部やめていましたからね。某学童も岡山にいるから…というわけで4か月ぐらい全く入りませんでした。よくクビにならなかったな…と思います。なお就職(?)は四月ですが働き始めたのは八月になります。その間でどうも求人の時給が変わったようで、ほぼ同じ時期に働き始めたのに時給が300円違う!とかいうとんでもない事態(これ本当にどうかと思う)が発生したりしていますが面倒なので省略します。

 

春学期は本当になにもできませんでした。先輩方はいろいろ考えていたようで、Zoomであかとんぼ紹介の動画を撮ってTwiiter(死語)やインスタに公開したり、オンラインでのボランティアサークル説明会の準備をしていました。後者においてはお手伝いを募集しており、私も暇だったので参加しました。夏休みになり、皆Zoomに慣れ始めたあたりで、だれが言い出したかは忘れましたがオンライン飲み会が企画され、私も参加しました。そこで久々に皆に会えたのも嬉しかったし、オンラインでもある程度盛り上がれる!ということに気づきました。これに味を占めた私は、その後オンライン会企画マンになっていきます。オンライン人狼大会とか何回企画したんだろうってぐらいやりましたからね。

 秋学期になり、ある程度対面での活動が戻ってきましたがサークルは動かせないまま。やはり外部団体と関わることが活動のすべてと言ってもいい弊サークルができることはなにもないわけです。学童委員としてはまた電話の時期だったわけですが、「今年度は無理です」という電話も何回も繰り返す、というのは心が痛むばかりでした。なお夏合宿委員については一ミリも動くことなく終わってしまいました。残当

それでもできることを!ということで先輩方は新歓活動に精を出します。その結果なんと10人を超える入団者を呼びます。…これは本当に凄いことであると思います。なにせ当時のあかとんぼは「情勢的に今後いつ動き出すか何もわからない団体」でしたから。その中であれだけの功績をあげた先輩方の新歓スキルは本当に目をみはるものがあったと思います。新歓ブースでの対応がめちゃくちゃ良かったという声が多くあったのを記憶しています。あとSNSの運用がめちゃくちゃ上手いな…と思った記憶もあります。

私は新歓ブースでの新歓こそ参加しませんでしたが(どう考えても僕は向かないだろうな…と思っていたのでパス)オンラインでの新歓には参加しました。そもそもがコミュ障なためたいした働きはできませんでしたが、モブとして新入生と戯れるのは楽しかったです。確定新歓にも参加し、男共の命名にも携わりましたが、ろくな名前が思いつかず、中々決まるまで時間がかかりました。やっぱりあれは酒飲みながらノリで決める!って文化が一番いいんだろうなあ…と思います。最近はそれがないからただただ可愛い名前が多くて面白みが足りないんですよね。もっと尖れ(老害的発言)

そんなこんなやっているうちに季節は本格的に秋。幹部交代の時期がやってきます。僕らの幹部決めの任命権は私達に委ねられたようで、幹部を決める(当時)2回生だけのZoom会議が開かれます。夜の実施は厳しいということで時期は10月末、ド平日の昼休みです。今考えるとかなり攻めてますね。

幹部と言っても役職は多々あります。代表、副代表、会計、書記、広報。これら5つの役目を9人(この時点で実質8人)で分担することになるから大変です。私は同学年の中でも活動に参加しているほうだという自負を持っていましたから、何かしらの役職に就くことにはなるだろうな…と前々から考えておりました。その中でなにをやりたいか、と考えた際に、まず会計だけは絶対にやりたくなく(レシートの管理とかどう考えても僕に務まる仕事ではない)、書記はデザインセンスがなく字も汚いのであれ、広報はLINEの返信が遅いことを考えると難しいだろうな、ということで代表か副代表かな、それならいっそのこと代表やるか…とか考えておりました。

当日は授業が対面でありましたので大学に居ました。昼休みに丁度おおぞらぶっとびボーイと商談(たぶん合法)があったのでそれを済ませ、その後帰ろうとするのを引き留めて同じ部屋で会議に参加させました。

まあ中々自分からやりたい!と言い出す奴もおらんだろうし今回だけでは済まないだろうなと思っていましたが…かなりサクサク進みました。まず会計、書記、広報の三役が音速で決まり、代表に至ってはなんと私含め三名が立候補しました。私は三人目の立候補であり、ほか二人が立候補した段階でこの二人に任せるのもありかな…?と一瞬思いましたが、いやでもこのツートップ危険な匂いがするな…ということで立候補しました。

三人立候補したということで、誰かが代表に、ほか二人は副代表になるわけです。というわけで誰がトップになるかのアピール合戦が始まります。「自分は他団体で培ったノウハウをいかすことができる」だの「自分は今までの活動の経験値が違う」だの大騒ぎしていましたが、最終的に決め手になったのはおおぞらぶっとびボーイが「参加率が高く大体全部知ってそうなみすたーがいんじゃね」と僕を推したことでした。彼の発言にどれだけの価値があるのかわかりませんがなぜかそれで皆納得したため、私が代表になることになりました。ここまで僅か20分ちょい。いくらなんでも早く決まりすぎだろ弊代…と思っています。

あれから2年経ちますが、僕がトップに立って良かったよな…、と思っています。代表副代表はそれぞれ向いている方向が違うこともあり、ちょくちょく意見が食い違うこともありました。その中で私はどちらかというと中道的な立場(と私は勝手に思っている)だったため、空中分解しすぎることなく済んだのではないか、と思っています。

なお私を推挙した件に関しまして某氏は永遠に「これがあかとんぼにおける俺の最大の仕事といっても過言ではない」と騒ぎ僕に感謝を求めてきます。確かにありがたかったですがお前の最大の仕事は🥕をあかとんぼに勧誘したことだろ、と私は思っています。

 

というわけでみすたーさんには代表という箔がつきました。次回以降は代表目線の裏話をのんびりとしていこうと思います。