グッバイみすたー ⑯終

前回の続き…というか今までのまとめみたいなやつです。

 

半年以上かけながら私の四年間の行いを振り返りつつ言語化してきたわけなのですが、まあめちゃくちゃ楽しかったです。元々考えなどを言語化するのが好きな人間(だから今なおTwitterに居残り続けているしこうやってブログもちまちま書いている)でしたから書くことも苦にはなりませんでしたし、書く中で思い出したことや気づいたことが多かったのもよかったです。ただ書く中で自分の表現力の拙さ、語彙力の乏しさに嘆くことも多々ありました。どうにかしたい。

そういえばグッバイみすたーを書き始めた理由ですが、ざっくりいうと「コロナ前のあかとんぼ文化の継承&自己の行動原理の言語化」になります。特に前者の意味合いが強いですね。我々の卒業によりコロナ襲来前の活動を知るものは完全に居なくなりますから、それらをきちんと継承することは我々の責務なわけで。在学中にも意図的に昔の話を出しまくっていました(よく考えるととんでもない老害ムーブであるがしゃーない)が、もう一押しなんらかの形で残す必要はあるな…と考えていた点はあります。

後者については特に代表期のことについてですね。環境は違えど「以前の代表の時にはこのようなことがあり、このように考えたからこういう風に動いた」ということを記録に残すことは、歴史上なんらかの価値を生み出すだろうな、という考えから成り立つものです。

連載の中でだいぶ黒い部分もを書き連ねたのもそれに価値が生み出される可能性を信じていたからです。ただ割と包み隠さず綴ってしまったことで関係各所にだいぶ不安や動揺を与えてしまったという点については申し訳なく思っています。

 

さて、総評ということで、執筆の中で気づいたみすたーという生き物の本質についていくつか述べてみようと思います。所謂自己分析というやつです。取り敢えず気づいたことを3つ挙げてみます。

まず一つ目、本当にこの男、「自分のやりたいこと」しかやってないなあ…という点。これは代表就任後に顕著ですね。なんだかんだ団の行く末を決めることが出来る立場にあったので好き放題できた、という点は確実にあるのですが、それにしても「乗り気じゃなかったけど〇〇のためにやった」ということが清々しいほどなかった、ということに気づきました。改めて考えてみると私の四年間、「やらなかったorできなかったことで後悔したこと」は星の数ほどあっても、「やって後悔したたこと」がほぼほぼないですからね。

次に二つ目、あかとんぼに対する愛がまあ重いな…ということ。まあこんな記事書きまくっておいて重くないわけがないと言われればそれまでなのですが、書き連ねていく最中で「こいつ本当にあかとんぼのこと好きだな…?」となりました。

じゃあなぜここまで好きになったんだろう?という話なのですが、やはり一回生初期に積みまくった経験値が生きているんだろうな…と考えています。妻女版から生きまくったことで偉大な先輩方のプログラムを生で見ることができ、そして一緒にやることができたこと、毎週のように活動後夜ご飯をごちそうになることで、先輩方の色んな姿を見ることができたこと。そしてなにより「子どもたちに名前を覚えてもらえること」の嬉しさを超初期の段階で体感することができた、というのが大きかった。あれがあったから「この先も学童に行きたい!」ってなりましたし、その思いが「自分が大学生のうちに学童を復活させたい!そのためにあかとんぼの活動を活性化させたい!」という思いを生むことになりましたからね。あの日緑地公園から帰っていなければ、あの声を聴いていなければ、ここまでやることはなかったんじゃないかな…?と思っています。

覚えてもらえることの嬉しさ、という意味ではバイト先の子どもたちの存在も大きかったですね。コロナ禍で活動が止まった中、初めてアルバイトとして学童に赴いたときに、「あかとんぼのみすたー」との再会を喜んでくれた、というのはとても励みになりましたね。最初は定期学童が復活したら辞めようかな…と思っていたのですが結局卒業までの二年間半の間お世話になりましたし(まあこれについては4回後半になって態々新しいバイト始めるのもな…と思ったところはあります。もう半年復活が早かったら学童訪問の時に勧誘してくれた他の民間学童に移籍してた可能性は相当高かったと思います)

まあとはいえ愉快なOBOGの皆様を眺めていると皆様同じようにあかとんぼ大好きな気がするので(でなければ大人数で押しかけてプログラムの映像撮ることもないし学童訪問にゲスト参戦しないしあかとんぼ題材でワードウルフしないしクリスマスパーティ開かない)愛の形が違うだけで本質的には皆同じようなもんだと思っています。多分。

最後に三つ目。「こんな奴絶対に同じ職場で働きたくねえな!」という点。これは社会人として生きてくる中で気づいたことなのですが、この男中々面倒くさい生き物だなあ…ということです。勝手に仕事は増やすし、それ殆ど一人で抱え込むし、何か自分のこと凄い奴だと思っているからプライド高いし、コミュニケーション苦手なくせになんかひたすら絡もうとしてくるし…。あとこれは在学中から各位に言われ続けたことなのですがこの男社畜適性が高すぎる。本当に今の職場がホワイトでよかったよ。

特に上司には持ちたくないタイプですね。ええ。これから気を付けようと思うと同時に、このような人間と遊んでくれるちるどれんの皆様どういう神経しているんだ…?(誉め言葉)と思ったりもしています。

 

以上三点。まとめると「みすたーという人間はあかとんぼにクソデカ感情を持っている面倒くさいオタクである」と言えるでしょう。…態々まとめる程でもなかったですね。

 

最後にまとめらしいお気持ち表明をして終わりにします。なおほぼ同じようなことを卒製で話したしホワイトボードか何かに残したような気もします。

 

この5年の間、環境の変化等によって、サークルの文化は多大な変化を遂げました。そして来年あかとんぼは(僕の記憶が正しければ)50周年の節目を迎えることになります。その先で、今まで通りの形に戻るのか、それともまた別の形で動いていくのか。発展するか衰退するか、これは神のみぞしること、愉快なOBと化した私にはどうすることもできないことです。それでもなお、僕の大好きなあかとんぼがこれからもずっと、子どもたちに、地域に慕われる、活気あふれる団体であることを願うばかりです。

 

グッバイみすたーこれにて完。お疲れさまでした。ありがとうございました。