グッバイみすたー②

 

gentmr9517tktms.hatenablog.jp

 

前回の続きです

 

今回は1回生初夏、夏合宿直前までの話になります

ほぼ自分語りなので面白味もクソもないですが書いてるこちらが楽しいのでよいこととします。

 

 

「覚えてもらえる」ということ

 

前回話したとおり、紙芝居の披露を通してプログラムガチ勢になったみすたーさんですが、まだいくつか悩み事は残っていました。

ひとつは同期とろくに仲良くなっていなかったこと。ほぼ唯一の水昼フル参加組のおおぞらぶっとびボーイとは仲良しであり、名札を代筆する代わりに旅行用切符を超安値で手配させるなど無茶苦茶やってましたが、他の同期とろくに話していないという致命的問題がありました。特に同期男共は学童にあまり来れなかったこともあり中には夏まで1度も話す機会のなかったやつもいたほどです。

まあその分学童終わりのご飯会などで先輩方にはかーーなり可愛がって貰っていました。下宿貧乏学生だったこともありご飯会には毎回乞食に行ってましたし、先輩方が酒に狂うのをシラフで眺めるのクソ楽しかったですからね。おかげで色んな先輩方と仲良くなることができました。僕がOBOGに対し異次元に顔が広いのはああいう経験を蓄積してきたからだと思っています。

話戻して悩み事2つ目。子どもたちとの接し方が分からない、という問題です。僕はトンデモコミュ障だったのでそもそも子どもたちに話しかけるのがなかなか難しく、まごまごしてしまうことも多々ありました。幸い子どもというものは無邪気なもので、向こうから話しかけてくれることも多かったためそこについて悩むことはありませんでしたが、果たして自分はちゃんと子どもたちを楽しませることができているのかどうか不安な状態でした。

そんな中でも偉人の皆様からはやれ「自分が楽しむことができれば子どもたちも楽しんでくれる」だの「自信もっていけばなんとかなる」などアドバイスをいただいておりましたが当時は正直よくわからないままでした。

 

そんなこんなで悶々として過ごしていた6月半ばぐらいの休日だったでしょうか。私は何らかの用事をすませて緑地公園から自宅へ歩いていました。すると女の子の声が耳に入りました。

 

「あかとんぼさんだ…」

あまりの衝撃に私は思わず足を止め、声の在処を探しました。みると1年生くらいの女の子がお母さんの手を取りながらこちらを見ています。

私は一瞬なにかの間違いかと思いました。なにせその頃のわたくしはプログラムを担当することこそあれど所詮は偉大なる先輩方の陰に隠れるただのモブキャラ。子どもたちに名前は勿論顔を覚えてもらっているなんて万に1つも思っていなかったからです。

それでもその女の子は確かにこう続けたのです。

みすたー、と。

 

あかとんぼのメンバーとしての四年間、色んな嬉しいことがありましたがあれ以上に嬉しかったことはなかったように思います。どこの学童か、それとも公演か。わかりませんがそれでもあかとんぼのことを、僕のことを覚えていてくれている子どもがいる、ということを知ることができたことは、私にとって大きな自信になりました。そしてあかとんぼという愉快な集団がしっかり子どもたちに受け入れてもらえている、ということは今後活動を続けていく時の大きなモチベーションとなりました。何ならあの時女の子が僕に気づいてくれたおかげで僕はここまでやってこれた、と言っても過言ではないかもしれません。

 

なお、その後どこかでその子に会えたらいいな…とは思っていましたが結局この子だったのか!ということが判明することはありませんでした。どこで出会ったかはその後色々考えた結果ある程度察しがついたのですが…

 

自信とモチベを持った私はこれまで以上に学童に赴くようになりました。さらに子どもとも段々自然に話せるようになりました。これも自分に自信を持つことができたからでしょうね。偉大な先輩からも一皮剥けたとお褒めの言葉を賜るなどノリにノる中、あるイベントのお知らせがやってきます。そうです。夏合宿です。

 

その時点で僕は特にバイトを始めてもいなかったので夏休みの予定なんぞすべて空いていました。いつもとは違う新しい環境で子どもと継続的に関われること、さらに学校に泊まるという今までしてこなかった体験ができる!ということでほぼ二つ返事で参加申請を出しました。あと行けば必ず1回生だれかいるだろうし仲良くなるきっかけになるだろうな…と思ったのも一因でしたね。

 

 

というわけで次回夏合宿レポです。正直記憶的にかなり怪しいところもありますがコロナ前の夏合宿のことについて書いておくことに意味があると思っているのでどうにか記憶をひりだしていきたいと思います。

 

 

 

Q:春合宿は?

A:(永遠にスマブラしたことと恋バナに巻き込まれたことしか覚えて)ないです