前回の続きです
色々と行くところがあるので朝は早起きしてホテルの用意してくれた(有償)朝食をいただくところからスタート
豪華
こんだけ色々な種類のおばんざい(京都の過程で作る総菜をおばんざいというらしいぞ)がほぼ1000円食べられるですって
しかもどれも美味しいという
本当に良いホテルを掘り出したなと知人の手腕には感嘆するばかりです
食べたら早々にチェックアウトして最初の目的地、六道珍皇寺へ
六波羅あたりにある普通のお寺です
なんでまたそんなところに、と思う方も多いと思いますが
聖地巡礼です
「鬼灯の冷徹」という素晴らしい漫画作品があります
どれぐらい素晴らしいかというと普段漫画を買わない僕が漫画全巻購入を決めた程の作品です(全部で31巻)
地獄の日常をテーマに色々と民俗的なものとかお伽話とか色々学べる素晴らしい漫画なのでぜひ読んでみてください、アニメもやってたのでそれもぜひ(ステマ)
んでその作品には小野篁なる人物がいます(実在人物)
小野篁は一部の古典の教科書には載ってるので知っている方もいるかもしれませんね
平安期、優秀な役人であったが同時にとんでもない変人であった小野篁には様々な逸話があり、その中に「昼は宮廷で働き、夜は井戸を通って地獄に行き閻魔大王の下で働いていた」などという社畜極まりない逸話があります
その井戸が六道珍皇寺にあったのでそれを見に行ったわけです
普通の井戸でした(写真は撮れなかった)
他にも地獄関連の絵画が色々あって、「あっこれ作品で見たところだ!」などときゃっきゃしていました
築四十年のアラフォー仏像やら三百六十度四方から眺めることができる仏像という珍しい展示もやっていました
そこそこ面白かったです
その後河原町やら四条やらを練り歩き(見事にバスに乗るのに失敗した)
京都御所へ
最近授業でアホみたいに平安文学を読んでいるので実地調査もかねてですね
思ったより狭かったです
大河とかでみたらめっちゃ広そうだったからああこんなもんかと
綺麗だったからいいんだけどね
こういう庭園の整備ってどうやってるんだろうね
宮内庁ご用達の庭師でもいるんですかね
居そうだな
その後カフェで疲れた足を癒し
地下鉄→京阪を使い大津は石山へ
今回の旅の(僕の)メインディッシュ、石山寺に赴きます
春のゼミで石山寺及びその旅路について調べたのですが
そこで興味を持ってて行きたいと思っていたのと
その授業を持っていた教授が急逝するというとんでもない事態が発生したので
冥福を祈る意味としても
石山寺は京都から近いこともあって平安時代に貴族の女性が揃っていったことで名が知れていまして
「蜻蛉日記」「更級日記」に石山詣での様子が書かれるわ「源氏物語」の着想を紫式部が得た地であるとかとにかく平安文学になじみのあるお寺なのでさぞかし立派なお寺だと思ってましたが…
そこまで大したことはありませんでした
最上稲荷をお寺にしたようなもんです
あれでも最上稲荷ってそこそこ規模の大きい稲荷だから石山も立派になるのか?
まあいいや
そんなもので手短に参拝を済ませ下山
お守りを買いそびれたのは悔やまれる
その後石山名物だとかいう揚げみたらし団子なるものを食べました
よくわかりませんでしたが屋外で黄な粉付きの団子は食えたもんじゃないと思います
そして石山駅に戻り新快速で大阪へ
新快速停車駅は便利ですね
その後新幹線に乗ってそのまま岡山に帰省することで京都+α探訪はおしまい
また行けるといいですね
というわけで今回はこの辺で
じゃあの