一か月ぶりです
この一か月は割と忙しく(当然当社比)
大阪に帰ったり主体的肉体労働(また後日書くことになるだろう)にいそしんだり久々に完全自炊生活を送ったりレポートに追われたりしておりました
そんなわけでもう8月も終わってしまうのですが
オリックスさんが今月まだ5勝しかしていません
因みにその内三勝は先週末に一気に手にしたものであるため
先週末以外で2勝しかしていません
というわけで今回はこの話をします
オリックスさんが弱い、ということはまあ誰の目からもわかることでして
今年もリーグが始まって早々に優勝争いからふるい落とされ(参考:開幕10試合1勝9敗)
その後一時期そこそこ持ち直したもののまたすぐ負けはじめ
週に1度しか勝てない日々が三週も続き、勝率は急低下
ついに三割三分ほどまで落ちてしまいました
負けた数が勝った数の倍になってたので実に酷い
そんな状況下でチームが最善の行動をとっているかと問われたらそんなことは全くなく
見え見えの重盗(守備の緩い高校野球ではよく見る奴)を何度も強行し何度も失敗したり
見事なまでに打つ気配がない選手をスタメンに何日も置いたり
未来に主軸として活躍するポテンシャルを秘めた選手をろくに使いもせず二軍にも落とさず(当然使わないなら二軍に落として試合に出した方が効果的である)ベンチで干していたり
二軍でめちゃくちゃ結果を出している選手がたくさんいるのにその方々には目もくれず微妙な選手を一軍にあげたりと
まあひどい有様で
先週はドベとブービーの争いでここでもし負けまくったら本格的にシーズン5位すら厳しくなってくる状況にあったのですが
ものの見事に最初の三戦を簡単に落としまして(試合内容は省略するがまあひどいものであった)
余りの惨状に業を煮やした上層部はついに監督、コーチの大規模入れ替えを強行したのでした
オリックスというチームは元々シーズン中の監督交代芸がお家芸みたいなところがあるのですが、今回はコーチもそこそこ刷新されました
こうして無茶苦茶な采配を繰り返しチンパンジーと揶揄されファンから凄まじいヘイトを集めていた西村前監督は辞任し、その代行として二軍の監督であった中嶋新監督がチームを率いることになりました
するとどうでしょう
それまで五十数試合で5本しかホームランを打てず、攻撃走塁守備と碌に役に立たず偽物だと馬鹿にされていた元メジャーリーガー、ジョーンズが得点につながるヒット、ホームランを打ち始めるではありませんか(なんと三日で4本ホームランを打った)
さらにずっと二軍に幽閉されていて新監督と共に一軍に上がってきたラオウこと杉本選手が殊勲打を放ったりそれまで打てる気がしなかった相手の優秀な投手を打ち崩すなど打線に勢いが出てきました
さらにさらにベンチの空気がとても明るいものになり、得点、特にホームランが生まれると監督、コーチがガッツポーズで大喜び、それに感化されたか選手たちにも活気があふれてきました
そんな感じでなんと週末三連勝、なんとこの一か月「連勝」という体験を全くしてこなかったオリックスファンは困惑しながらも狂喜乱舞し、中には監督が変わった日をシーズンの開幕日とだと言い出す輩も現れました
この三連勝は中嶋新監督の唱える「育成と勝利の両立」が完璧な形で達成できたことにより成し遂げられたものでした
将来性があって、なおかつ一軍でも通用すると判断された選手を積極的に、また試合の勝敗に密接に関係する場面で起用し成功経験を作りながら勝つという将来のことを見据えた采配が多くみられました
そんなわけで監督、コーチ刷新という「革命」は成功したかのように見えました
そして次週の対ソフトバンク戦へ
オリックスさんはこの福岡球団に毎年アホみたいに負けまくっているので(今年は2勝10敗くらいのペース)
ここをどう乗り越えるかが一つの大きな山、そんな思いを胸に抱き昨日の初戦へ向かったのですが…
初戦完敗
それも全くいいところがなく、打撃守備走塁投球全てにおいて力の差を見せつけられるような敗戦でした
いくら革命が成功しチームの状態が劇的に改善されようと(まあ数戦しかやってないので今後ボロが出る可能性は否定できない)
そもそもチームの地力が全く足りていない、ということが明らかでした
現実は厳しかった
正直今年こっから連勝街道に乗って借金を完済する、ということはまあ不可能だと思いますし、なんなら5位にあがることも(他チームが何かの拍子でガッタガタにでもならない限り)かなり難しいことだと思っています
ただそんな状況において残りのシーズンを棒に振るか、様々な戦力を見極めたり若手の育成に時間を費やすかが重要なところ
中嶋新監督には目の先の結果よりもその先を見据えてやってほしいと思います
現状はそれを達成できているので満足です
というわけで今回はここまで
じゃあの