サルでもわかる!卒制2023完全ガイドブック

お久しぶりです

去年の秋から色々書くことはあったのですがクソ多忙により書かないままでいたらいつのまにか大学生活が終わってました

しかたないね

 

というわけで今回は先日無事終わりました弊団体一年最後のイベントこと卒業制作で発表した内容についてなんやかんや述べる記事になります

完全ガイドブックとか書いてますが結局は僕が考えていることをただただ綴っているだけです。他メンバーによる校正とか当然行っていないのでもしなんか齟齬でもあったら許してください(土下座姿勢)

 

・司会

作った人:🎩

魅せた人:✈️

 

脚本書いててとっても楽しかったです。脚本家なのでメンバーに好き放題言わせることができるってのがよかったですね。ただどうしてもネタが内輪による…というかチルコンネタが下に全く通じなかったのでそこだけ反省点ですね。

MCアシスタントのお兄さんは✈️一択でした。(人前では)良くも悪くも落ち着いているメンバーしかいない卒業生集団の中で唯一常時ハイテンションな男ですからね、狂言回しにはもってこいだ。それに当然の権利の如く卒制作業に来てくれなかったのでこれぐらいさせないと負担量が偏ってしまうとこもあります。本番も期待通りの活躍でした。やっぱり人前で騒ぐことに慣れている奴は格が違うな!

ピロンくんは正直誰でもよかったのですがよく考えたら同期の中でろくにピロンくんになったことのある奴が一人しかいなかったので🎩になりました。基本的にピロンくんと🎩は別人格、別声でやってきたのですが今回ばかりは時間長すぎるし体力もなかったのでほぼ同一人格(強いていうならテンション1.5倍)で演じることにしました。正直自分の中では解釈違いもいいところなので演じながら若干悶々としていましたが…仕方ないね。

 

幕の作成

携わった人:🌹🦄🫘🥕

 

これに関しては僕一ミリも作業に加わっていないので見たことを話すだけなのですが…とっても大変そうでした。弊団体ミシンが壊れかけのものしかなかった(というか今回の作業中に完全に破壊された)ため態々ミシンを家から持ってきたり、なぜか採寸があわず調整に苦労したり、そもそも膨大な量を縫うことになるため永遠に針を動かしたり…。なんだかんだ器用なメンバーが作業してくれたから結果としていいものできたんだと思いますね。(チルコン衣装班とかで経験を重ねていたのが案外役に立ったらしい)。勿論あかとんぼの刺繍も手作りですよ。

皆様の相当な努力によりだいぶ綺麗になりました。ただ難点として布があまりにも新品であるため使い古された従来のものより少し固め、という点があります。現状どうにもならないので使い倒しながら慣れていってもらいたいと思います。

なお今回舞台骨格にも少しだけ調整を施したっぽいのですがその際の副作用として一部分骨格が割れかけているようです(確か子どもたちからみて右側上部がやばかったはず)多分ぶっこわれるということはないかと思いますが一応注意しておいてください(そんな重要な情報をこんなところで流すな)

 

あかとんぼ紹介BOOK

作った人:🫘

既存のもののリメイクです。なんでか知らないんだけどあの新歓BOOK本当にすぐボロボロになるんですよね…。今まで使ってたやつも18年度ぐらいに作られた奴なのでね。何なら毎年作り直した方がいいのかもしれない。

紙のものはすぐボロボロになりますがデータのものは永遠に使えるのでパソコンなりタブレットなりで見せる!というのもありかもしれませんね。というかブース来てくれた子にQRコードとして紹介BOOK送りつけるとかやってみるのもいいかもしれません。出来るかは知りませんが…。

 

垂れ幕

作った人:🦄

これは本来作るものリストの中には入っていませんでした。というか僕の中では発想自体ありませんでした。そんな中卒制まであと一週間ちょいとなったある日、

🦄「BOXの垂れ幕新しくしようかな…」

🎩「やればいいんじゃない?」

🦄「やるわ」

というノリで作成が決定し、そのままできてしまった作品になります。

…このノリでできるクオリティじゃねえよなあ!?文字のデザインも日頃の研鑽の成果がしっかり現れた、見やすく可愛らしいものになっていますし、なによりちょこっと出ているピロンくんのレベルが高すぎる。現行のピロンくんをベースにしながらびみょーに旧ピロンくんの意匠も現れている…ような気がします。なんにしても凄い出来だ。

耐久性においても従来のものより少し上がっているので新歓やら学祭やらの時にブースに置いておく、という使い方もいいと思います。

 

人形劇「ゼルのたからさがし」

脚本:🎩

小道具など:🍵🏐🎩

ゼル:🎩

トミー:🥕

キャロ:🏐

 

本番でもピロンくんが言ってましたが我々のチルコン作品「宝探しバトル」を3人用人形劇に魔改造した、というものになります。といってもほぼ原形とどめていませんけどね。どのように変わったかを述べだすと長いので原作が気になる人はBOXのパソコンのなかにチルコンの映像があるらしいので見てみるといいと思います。我ながらいい出来ですよ、あれ。

脚本についてはまあまあの出来、といった感じです。一部わかりにくい表現(方向書き換えるとことか)があるのでそこ大丈夫かな…?と思います。正直どうにかしたかった場面ではあるのですが解決策がなにも思いつかなかったのであの形になりました。

子どもたちからの受けに関しては…どうでしょうねえ。クイズが2題あってトミー&キャロが悩むというシーンがあるのですが二択な仕様上子どもたちすぐ答えまでたどりつけそうなのですよね。そこが若干冗長にならないか、と心配ではあります。あとはゼルの演技力次第というところです。

今作は人形劇初心者向けの作品、ということを目標に作りました。ゼルを有識者がやってトミー&キャロを下に回す、という感じですね。そのため猫二匹の動きは、「悩む」「追いかける」「もみ合う」「物を渡す」「二人で一緒に動く」といった基本的な動作が身に付けるようになってます。さらに二人とも大体同じ動きなので相手の動き方をみて取り入れたりすることができるでしょう。指導側も二人を比較してみることで指摘がしやすいようになっています。

トミーとキャロは割りと簡単ですが問題はゼルです。こいつ基本的に一人で動くシーンが多いので子どもたちの注目を一気に集めることになります。ずるがしこいキャラとして造形したのでそのような演技がどれだけできるか、さらに一人しかいない舞台の中でどのように動けば子どもたちが飽きないか。色々考えて動く必要があるため大変です。台本に書いていることはそこまでですが実際に動かすとなると全人形劇中トップクラスの難易度を誇るようなものになってしまった…と思っています。

またゼルのパペットは今回完全新作となっています。あの少し嫌味たらしく可愛らしい顔は担当のものですがとてもいい出来であると思っています。問題は身体の素材がもこもこしているものなので

・夏場多分めっちゃ暑いし汗かく

・マジックテープギザギザ側にくっつく

というクソみたいな欠陥を有していることです。特に後者については宝箱の裏側にマジックテープが使われているので処理が相当大変です。練習積んでどうにかしてください。

小道具に関してはかなり多めになっています。同じ小道具を場面によって別の場所に移し替える、宝箱を持ち去り、さらにはひっくり返すという中々な芸当も必要になっています。この辺の作業は基本的にゼル役ができるようになっているのでゼル担当はマジで頑張ってください。人形劇歴ほぼ1年あるかないかの僕ができるんだからできると思います。

さらに今作は幕も大変です。クイズを提示する必要がありますからね。それに関してはまあ忘れるなよ、で済むのですがクイズを片付けた直後に閉幕があったりするので忙しいと思います。必ず練習会一度は参加しておくことをお勧めします。

といった結果、トミー&キャロの難易度はまあまあ低めですがそれ以外3人の負担がヤバいトンデモ人形劇が誕生しました。簡単な役が多い三人用人形劇、ということで春の学童には使いやすいのではないかと勝手に思っているのでいつか実践してみてやってみた感想を送ってくれると少しばかり脚本家は助かります。

 

本番に関しては当初はゼル🥕、トミー🍵、キャロ🏐で組んでましたが諸般の事情によりこの形になりました。僕が演じる側にいたので結局最後まで傍からこれがどう見えているか、というのがわからないのが痛かったですね。

あと三人の名前ですがそれなりの論拠があります。考えてみたら案外わかると思います。

 

「サボテンカルロスの大冒険」より水の女王のテーマ等、音源製作

知り合いの音楽家:🎩

水の女王:🏐

 

いよいよ血筋が途絶えかけていた水の女王のテーマを存続させるためになにができるか、ということを考えたときに思いついたのが音源を作ることだったのでさくっと作りました。これに関しては本当に趣味の領域なので早かったです。

実際に演じる時はBGMとしてかけてもいいしアカペラとして歌ってもいいと思います。ただこの曲まあまあ難しいっぽいので当初はBGMかけながら歌う練習をしておいた方がいいと思います。ただ勿論BGMに声が負けるといけないのでそこは注意すべき所です。

しかしこのメロディーって誰が作ったんでしょうね?結構名作だと思っているので作曲者と話してみたいな、と思います。そもそも何かの曲をカバーしたのか完全新作なのか…謎はつきない。

 

音源作るならほかのも必要に応じて作るか…!という気持ちになったので紙芝居「もりのおかしやたぬき堂」より、かかしの歌にもメロディーをつけてみました。これは元々決まったメロディがなく各自自分の考えるメロディで歌ってね!という無茶振りが書かれていました。僕もやった時色々試してみましたがどうもしっくりこなかった記憶があったのでこの際メロディ作ってしまうか!と思い作ってしまいました。が…

正直あまり出来はよくないと思っています。作品世界にマッチさせるために素朴なメロディにしよう、かかしだしリズムの効いたものにしよう(???)ということで作りましたが最後までしっくりくるものは来ませんでした。というかあれは歌詞に問題があるように思います。「なんでもただでもらってた 帽子もシャツも何もね」という歌詞にメロディつけるのクソ難しかったです。

まあなんにせよ作ったものは作ったしGoogleドライブにデータが入ってるのでこの紙芝居読むときは参考にして使うなり使わないなり勝手にしてもらえればと思います。

 

人形劇「ヒーローをめざせ! ーあかとんぼレンジャー はじまりの物語ー」

 

脚本:🎩

小道具:🍵🏐

バンナ:🌹

チコ:🦄

かみさま&ガハク:🫘

 

二 次 創 作

 

というわけで人形劇二作品目はクソ難度人形劇「あかとんぼレンジャーと魔法の杖」の前日譚的作品になります。

僕は元々文字書きのおたくとして生きて来たため若いころから支部に潜っては色んな作品の二次創作を見て、読んで、そしてたまに書いてきたのですがまさかあかとんぼで二次創作に手を染めることになるとは思っていませんでした。

あかとんぼレンジャーの二人は行動原理や性格差が割とわかりやすく、またその名前からも色んな話を作れそうだなーと前々から思っていました。さらに何度も観ていた、演じていたこともあり原作に対する理解にも自信があったので手を出すか…ということになりました。脚本案は2,3つ思いついていましたが今回はその中でも三人で演じきれそうな題材ということでこの形に落ち着きました。没案の中には「冤罪によって囚われたバンナを助けるためチコが一人頑張る話」「暴走する怪物をレンジャー二人が退治しようとする話」などがあります。

脚本はそれなりにいい感じになったと思っています。やはり登場人物の行動原理が固まっていると作るのも楽ですね…。ただどうしても長くなるんですよね…これでも第一稿から三割ぐらい削ったうえでこの長さですからね。説明部分をもっと省けばいいのかもしれませんが…それだとわかりにくくなる可能性が高いんだよなあ…。

人形は今回何一つ新しいものを作っていません。変身前バンナ&チコについては元々は普通の男の子二人でやるつもりでしたが紆余曲折あってパンダになりました。後の研究によるとあのパンダ存在こそすれどどの人形劇にも属していない謎の人形だったということが発覚したので結果的に救済することができてよかったと思います。かみさま&ガハクについてはもういよいよ使われなくなった人形劇、「不思議な虹の贈り物」より、ペコロ、ガハクを流用することにしました。本来こいつら別の生き物なのでこれを同一なものとするのはいささか強引やしないか…?とは思いましたが三人でできる人形劇、というコンセプト上こうするほかありませんでした許してください(土下座姿勢)

小道具については今回は一輪の花を新作しました。本来はあれ木の板にイラストを描いて舞台に貼る、ということを画策して実行に移していたのですがその素材上重すぎて舞台上で安定しなかったので段ボール版に作り直す羽目になりました。実に勿体ない。

バンナは原作同様、自分から動けるキャラ、として積極的に動かすことができました。さらに「誰にも臆さない勇気を持つ」という設定を付与した結果、所々にどこぞのスターの影響が見えるようなキャラになりました。演じる際は基本的に自信たっぷりで、はきはきとした演技ができるといいなと思います。

チコは原作にあった「少し怖がりで最初は行動できないが、なんだかんだ一人で動ける」というキャラをそのまま持ってきました。最終的には勇気を出してかみさまに立ち向かい勝利する、という感じは割と正統派っていう感じがしていいと思っています。…しっかしこの男、二年前のチルコン妖精の「でも…僕は羽根が欲しい!」だの今回の「僕も…僕だって、ヒーローになりたい!」だの、あまり気が強くない子が躊躇いながらも自分が本当にしたい思いを伝える、という作品ばっかり手掛けているような気がしますね。そこに関してはどう考えても僕の「癖」なんだろうなあと思います。ビクビクしながらも頑張る姿っていいじゃん??いいよね??

ガハクについては元々があんな感じのキャラだったのでそのまま使いました。今回は演じたのがネイティブ自信ニキである🫘だったため発音もだいぶ尖ってましたがあそこまでやる必要はないです。あれはあれで面白いのでできる人がやるならやればいいですけども。

かみさまに関してはガハクとの関わりを想起させるため語尾をガハクの「だYO!」に似せた「だよ~」になるように仕向けました。これは原作にはない要素ですね。とにかくよくわからないおっとり系の怪物として演じることができればと思います。またこいつに関しては今回のネタ枠ということで色々ぶっこんでいます。途中にあった某筋肉ネタは本来そのつもりで書いていたわけではなかったのですが🫘がうまいことネタに昇華してくれて、こちらとしても見てて面白かったのでそのまま採用としました。

幕は「ゼルのたからさがし」以上に大変です。演出として幕を用いる、という事例は「でこぼコンビ」などに見られるのですがここまで多用している例は多分なかったと思います。慣れている人であっても必ず練習が必要でしょう。……負担軽減のために三人用人形劇作ったのにこれじゃあ意味なくないか…?

配役に関しては想定通りです。バンナ🌹、チコ🦄に関してはなんか昔魔法の杖の方でみたことがあったのでそれで、かみさま&ガハクのネイティブさ、ほわほわさを考えるとベスト配牌といえるでしょう。事実いい感じに演じてくれたので満足しています。

 

というわけで卒制発表紹介でした。皆様クソ頑張ったおかげでなかなかの質量のものができたのではないかと思っています。これからの活動で使ってくれると嬉しいですね。

 

 

というわけで今回はこの辺で

しばらくブログが続くような気がします(希望的観測)