桜の色の話

新年度が始まりはや3週間、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は関西に居を移し、どうにか生き延びています。

 

さて、新年度の風物詩といえばなんといっても「桜」。今年は例年に比べどうも咲き始めが遅かったようで4月1日時点ではまた咲き始め、といった感じであり、そのおかげか小中高の入学式の時期まで桜の見頃が続くということになりました。ここ数年は入学式の頃には桜が散り始めていたことを考えるととても華やかでよかったのではないかと思います。

というわけで今回は桜の話です。

葉桜。持ち合わせがないためフリー素材からとってきています

突然ですが、私は葉桜というものがとても好きです。なんなら満開の桜よりも美しいものだなあ…と毎年4月10日ぐらいが来るのを楽しみにしているぐらいです。

確かに満開の桜は美しいです。離れて見ると木全体が薄桃色に覆われているように見えつつも、いざ近づいてみると花びらはむしろ白く、それを花柱の濃桃が彩ることで総合的に薄桃色に見せてくれます。桜と言えば薄桃色、という固定観念があり、事実そう見えるのですが、実際はそうではないというのがまた面白いところです。

ただ満開の桜はあまりにも整いすぎているように見えてしまうのです。薄桃色一色に咲き誇る桜に、どうしても私は人為的な美しさを感じてしまうのです。古来より桜は日本人に親しまれており、少なくとも江戸時代には桜を栽培し、品種改良しようとする文化がありました。今私たちが鑑賞している(特に都市部に植えられている)桜は、大昔からそこにあったものではなく、文明の発達によりよそから持ち寄られたものであることがほとんどです。私たちにとっての桜は品種改良等により、古来自然に存在していたものとは少なからず色が違うんだろうなあ…と考えています。

逆に葉桜はどうでしょう。時期にもよりますが、花びらと若葉が良い配分で混ざり合っており、色が濁るように見えます。私はそこに、桜が持つ自然本来の美しさを感じています。

さらに、若葉の緑が加わることで、桜の花びら本来の色である白が引き立っているような気がするのです。満開の桜は薄桃色、という印象が強いのですが、葉桜の花びらは白さがより際立って見えるように感じるのです。これは何故なのでしょうか。

 

まず私は花びらは時季の移ろいによって色素を失うのだろうか、という仮説を立ててみました。それを基にネットを軸に色々調べてみると、ウェザーニュースの記事を見つけました。

 

weathernews.jp

 

この記事によると、桜の花弁(=花びら)の色素である「アントシアニン」というものは、暖かくなると赤みを増す性質があるというもの。そしてその赤みは桜が散り始める(≒葉桜になり始める)時期にピークを迎えるということ。つまり桜は満開後、葉桜になるにつれ、その赤み(桃み)を増しているのだ、ということになります。これは私の仮説と全くもって相反するものです。一体どういうことなのか…とさらにネットを漁ったところ、腑に落ちる記事を見つけました。

 

www.qkamura.or.jp

桜がピンク色なのはなぜ?自然現象解明シリーズ3 | ブログ | 休暇村裏磐梯【公式】

 

どうも人間には「記憶色」というものがあるらしいのです。人が特定の対象に対し強い色のイメージを持っていた場合、実際にそうでなくてもその色に見える、ということです。写真技術などではこの認識を活用し、現実の風景に文字通り着色することで、より鮮明かつ綺麗な作品を作るということもあるようです。

先述したように私には「満開の桜は薄桃色一色である」という固定観念がありました。そのため本当は白みも強い桜が薄桃色に見えてしまう、という錯覚現象が起きてしまっていたのです、それが葉桜になると若葉の緑が足され、薄桃色一色ではなくなります。そうなると「薄桃色一色」というイメージがなくなりますから、桜の花びらも本来の色である白で認識されるようになる、ということなんだろうと解釈しています。

 

今まで考えていた桜の色についての観点は記憶色による錯覚からなるものであり、その錯覚は自然の摂理をすら凌駕するものだということがわかりました。こうなると気になってくるのは来年見るの桜です。この記事をかくにあたり色々調べたことで、「桜は薄桃色であるという観念」の危うさに気づきました。つまり来年以降私は「桜は薄桃色オンリーでない」という観念をもとに満開の桜を鑑賞することになります。果たしてその桜は私の目に今までどおり薄桃色に映るのか、それとも今までより白く見えるのか、気になるところです。

 

 

というわけで今回はここまでです。

 

 

 

以下余談

そういえば葉桜って和歌に出てこないですよね。明治以降の俳句にはちょくちょく登場しているのですが、そこでの「葉桜」ってもう花びらが散りきって普通の緑茂る木と化したあとの桜のことを指すんですよね。「花と葉が共存しているときの桜」を表現する語句ってどっかに存在するのだろうか…?

 

 

 

パ・リーグのすゝめ

球★春★到★来

プロ野球ファンの皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

え?プロ野球ファンじゃない?じゃあ今年からプロ野球ファンになろう!!!

ということで今回はプロ野球、特に私の推し球団、オリックス・バファローズが所属するパ・リーグを布教することにします。

先に結論を申し上げておきます。「1度球場で観戦しよう!!」です。百聞は一見に如かず。生観戦、滅茶苦茶楽しいのでぜひ行くべきです。

 

以下6チーム紹介。有名選手についてはWBC選出選手を軸に、高校野球のスターがいればのせる感じでいきます。

 

北海道日本ハムファイターズ

昨年順位:6位

応援オススメ度 ☆☆☆

若手充実度 ☆☆☆☆☆

主な選手:伊藤大海 清宮幸太郎 万波中世

一言でいうなら:若手大量、これから伸びるチーム

 

昨年度北海道は北広島に本拠地を移したチーム、それに伴いチームの若返りをここ数年極めてきたこともあり、成績的には奮っていませんがこの咲間違いなく伸びてくるチームです。

特筆すべきはやはり若手選手の充実度。トンデモ長距離砲として高校時代に世間を沸かせた清宮幸太郎選手(24)はもちろん、23歳(私と同世代)にして本塁打王争いを繰り広げた万波中世選手(23)、3月の侍ジャパンに選出された期待の左腕、根本悠楓選手(21)など層が厚い。さらに二軍では将来が期待される大型育成投手を何人も抱えるなど、同世代の選手を応援したい!という人にはもってこいのチームです。ちなみに2018年の岡山県高校野球倉敷商引地秀一郎(楽天に行きましたが昨年戦力外になりました、とても悲しい)とともに引っ張った岡山学芸館の金村尚真選手も一昨年ドラフト2位で入団しており、ケガに悩まされたものの圧巻の投球を見せています。彼は絶対先発やらせるべきだよ……

ただ若手に舵を切りすぎた結果中堅選手がここ数年で大量に出ていっています。WBCでの活躍が記憶に新しい伊藤大海選手や、今年FA移籍で加入した山崎福也選手、一昨年脅威のコントロール力を見せた加藤貴之選手など先発投手はいい選手が沢山居ますが、他がね……あと監督の新庄剛志がちょくちょく訳の分からないことをやるのも玉に瑕。

とはいえこれから伸びるチームではありますし、今年助っ人外国人を多く獲得したこともあって、上位に食い込むポテンシャルは大いにあると思います。応援している発展途上だったチームが強くなった時の喜びはひとしおです。ソースは2021年オリックス・バファローズ

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

昨年順位:4位

応援オススメ度 ☆

若手充実度 ☆☆

有名選手:田中将大 岸孝之 浅村栄斗

一言で表すと:地味に力のあるチーム

ここ数年ずっと中位にいるチーム。

巷では「先発の高齢化がヤバい」という話がありますがそうでもありません。荘司(23)、早川(25)という右左のエース候補はもちろん、昨年ブレイクを果たした内竜也選手(21)も先発ローテ。それを大ベテラン岸孝之選手や田中将大選手、日本ハムから移籍のポンセらが支えるという状態。バランスがいいと言えるでしょう。

それよりも課題は若手野手の層不足。25歳以下で将来が期待される選手がパッと思いつきません。強いて言えば捕手の安田選手(24)、内野手の黒川選手(22)くらいか…?一軍スタメンもここ数年大きな変化を見せておらず、彼らが衰えた後がだいぶ心配です。

決して弱いわけではないのですが中々ポジ要素が見えてこないので推すに推せないチームという印象。ただ京セラドーム大阪での勝率がやたら高いため、「現地でよく勝てる」という利点はあります。

 

千葉ロッテマリーンズ

昨年順位:3位

応援オススメ度 ☆☆☆☆☆

若手充実度 ☆☆

有名選手:佐々木朗希 藤原恭大 種市篤暉

一言で表すと:応援がとにかく楽しいチーム

速球が最速160kmを超える怪物、佐々木朗希(22)を擁するチーム。彼以外に飛びぬけた選手は中々いないのですが、全体的に粒が揃っているイメージです。

ロッテを語る上で欠かせないのが「応援の楽しさ」。プロ野球の応援文化は高校野球のそれよりも愉快なものであり、主戦選手一人一人に原則1つ応援歌が割り当てられているほか、得点のチャンスなどではチャンステーマを歌い騒ぎます。特に千葉ロッテの応援は色んなジャンルの良曲(ヤバTとかスカパラとか)を原曲にしており、さらに歌詞が至極単純かつ中毒性があるため初心者でもすぐ楽しめると思うんですよね。正直球場で大騒ぎしたいし、はじめて球場に観に行くならロッテ戦が一番いい雰囲気を味わえるだろうなと思っています。

ちなみにロッテ、種市篤暉(25)、藤原恭大(23)、吉田凌、岡大海と私が個人的に推している選手がたくさんいます。正直オリックスファンでなければとっくにロッテ単推しに切り替えているところです。

 

埼玉西武ライオンズ

昨年順位:5位

応援オススメ度 ☆☆

若手充実度 ☆☆

有名選手:中村剛也 源田壮亮 山田陽翔

一言で表すと:投手力最強のチーム

数年前まで打力が売りで投手力に課題があったはずなのにすっかり真逆になってしまったチームです。

埼玉西武の良いところは投手、特に先発選手の良さ。今年のパリーグ最強投手と名高い高橋光成をはじめ、ゲーム配信もやってる平良海馬、ロン毛のゴリ押し投手今井達也と有力選手が多く、試合開始直後に終戦、ということが少ないのは精神衛生上良いところだと思っています。さらに下には羽田慎之介(20)とかいうプロスペクトがいます。彼はおそらく数年以内に出てきます。羽田慎之介、覚えておいてください。

問題は野手。最強守備力ショート源田壮亮をはじめ守備力はいいんですが火力が足りなさすぎる。活きのいい若手も蛭間、長谷川、渡部といるっちゃいるので将来が絶望というわけではないのですが現状が厳しいのよな。大量得点にはあまり期待できないので手堅く勝つ、ということが基本軸になるでしょう。

 

オリックス・バファローズ

昨年順位:1位

応援オススメ度 ☆☆

若手充実度 ☆☆☆

有名選手:宮城大弥 宇田川優希 吉田輝星

一言で表すと:人気過剰の王者チーム

 

数年前までクソザコナメクジだったにも関わらず謎の覚醒を遂げた結果いつの間にか常勝球団と化した大阪のチーム。現在リーグ3連覇中。

ご存じの通り私はオリックスファンであり、知識量も他球団の比ではないぐらいもっているのですが、正直オリックス応援のピークは投打に吉田正尚、山本由伸という核(現在はどちらもメジャーリーグ挑戦)がいた2022年であり、その二人が抜けた今お勧め!とは中々言えないところがあります。FAで西武から森友哉を、広島から西川龍馬という巧打者を獲得していること、投手陣に若手の活きのいい選手がまあ多いところ(特に山下舜平太(21)は覚えておいてください、絶対日本代表になります)で強いチームであることに変わりはないのですが…ピークは過ぎています。

というか最近のオリックス、ちょっと人気出すぎでは…?と思っています。3連覇中の広島カープを彷彿とさせます。つい云年前は9月の土日にふらっと球場に行けばそこそこいい席で観戦ができたのですが現在は本当にそうもいかないところ。「球場に人が少ないため応援に行きやすい」というアドバンテージがなくなったため今更新規でファンにさせるのもな…という感があります。同担が欲しいところもあるのですが…難しいなあ。

まああれほど数がいたカープ女子がまあ激減していることを考えるとどこかのタイミングで中途半端な順位に終わった場合ファン数も一気に落ち着くと思います。そうなったら応援の初めどきです。それまで待ちましょう。(なんだと思っているんだ?)

最後マスコットの皆さんがかわいいことに触れておく必要があります。バファローズ☆ポンタはもちろんのこと、球団公式マスコットのバファローブル・ベルの2体もとても可愛いです。性格等に鏡音リンレンぽさがあるような気がするので彼らのことが好きならこの子たちのことも好きになるでしょう。たぶん。

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福岡ソフトバンクホークス

昨年順位:2位

応援オススメ度 ☆☆☆

若手充実度 ☆

有名選手:山川穂高 近藤健介 柳田悠岐 

一言で表すと:資本主義のゴリ押しチーム

巨大戦力を抱えるチーム。とにかく選手に対する金払いがよく、そのおかげで各球団から有望選手をかき集めています。この傾向は今後も続くと考えており、スターがいつもいる、ということは応援するモチベにもつながるでしょう。ただ最近は往年の読売巨人軍並に選手を乱獲、長期契約を結んでいるため、ヘイトを集めだしている印象があります。

投手野手ともにスターが揃っており、戦力的には間違いなくリーグ最強です。なお若手育成力は正直カスです。4軍制を採用するなど高卒選手を大量に抱えているにも関わらず最近ろくに大成していません。そこを豊富な資金力でスターを獲得することで賄っているという感じです。もう育成諦めてもいいよな…と正直思っています。

 

 

以上6球団をざっと紹介しました。まあ正直文章だけ伝えても「じゃあファンになるか…」とはならないのが正直なところだと思います。

そんな貴方は騙されたとおもって球場に足を運んでみましょう。私も初めて球場で野球観戦をしたことがきっかけでオリックス沼にはまった、という過去があります。球場の和気あいあいとした雰囲気、白熱した試合(時と場合による)、応援歌を歌うことの楽しさ、スタジアムグルメやグッズの充実…。1度行ってみることで世界観はがらっと変わります。これを読んでいる皆様は関西在住が多いと思うのでオリックスホーム戦として、お薦めはオリックス×ロッテ戦です。とにかくロッテの応援は楽しい。一度見てみた方がいい。関東在住の方は幕張まで足を運んでもらってロッテ×ソフトバンクあたりがいいと思います。セ・リーグなら神宮球場でヤクルト×阪神or巨人あたりがいいかな。ホームランいっぱい見れそうだし(小並感)

 

というわけで今日から始まる2024年シーズン、皆さん一緒に楽しみましょう。私も大阪にいるのでオリックス戦に行くときは誘ってくれるとホイホイついていくと思いますので是非誘ってください。(土下座姿勢)

 

 

 

おまけ 2024順位予想

セ・リーグ

阪神 まあ段違いに強い

2巨人 戦力揃ってきた

3横浜 打線めっちゃ強い

4広島 去年ができすぎ

5中日 去年よりはマシであれ

6ヤク 投手ヤバすぎる

 

パ・リーグ

1オリ    なんだかんだバランスが良い

2SB  野手暴力も投手不透明

3西武  投手強すぎ、野手もだれか化けるやろ

4日ハム 戦力は揃ってきた、あとはどう生かせるか

5ロッテ いかんせん爆発力に欠けてる

楽天  強みがみえてこない

2020組卒製レポ

1個下の後輩の卒業製作があったので行ってきました。今回はそのレポになります。酔いながら書いてるので文体が雑ですがご了承ください。

先に言っておくとあまりの素晴らしさだったのでポジ要素100%です。

 

この子たち本当に仲良いな……と開始直後におもいました。あの子たちのことだから何かしらのパフォーマンスものはやるかもとは思っていましたが、まさか全員でキメてくるとは到底思っていませんでした。格が違う。前日急遽2つ目のダンス採用したと聞いた時は本当に凄い奴らだな…と思いました。そもそも学年全体の属性が「陽」すぎる。

 

人形劇、「なくしたボタン」。最初のナレーターの時点で「アーノルド・ローベルじゃん!!!!!!」ってなりました。そして人形の原作再現率がすばらしい。「デコボコンビ」よりチュンが、「かっぱのさがしもの」よりせんちゃんがゲスト出演してたのも(OBOGが大ウケしてた)面白かったですね。とくにせんちゃんは「捜し物を捜してくれるポジション」としてはこれ以上ない人選といえるでしょう。

今回は4人+ナレでしたがやり方によっては演者3人で演じ切れる設定なのも現状を鑑みるといい事だと思います。題材が子どもにもわかりやすい(小2の教科書にかえるくんとがまくんの別作品が掲載されているほか、本作を収録した絵本が恐らく図書室にあるはずです)というのも親しみやすくていいですね。

 

あかとんぼクイズ、私もびっくりな理不尽問題で完答者を出さない姿勢がよかったです。みんな正解できるクイズよりこういう方が僕は好きです。モスバーガーのポテトは食べたことないのよ……

僕も挑戦し8割方正解を納めました。4回下宿数を間違えたのはショックでしたがまあ上出来だといえるでしょう。

 

新看板は前々から言っていた(去年卒制前の時点で自分たちで作りたいね、って言ってたと思う)ので、しっかり仕上げてきたなあ…という感じです。とてもファンシーで現代のあかとんぼらしさが出ていてとてもいい仕上がりだと思います。

 

紙芝居リメイク、言われてみればこの子達「ノロさんとオムレツ」好きですよね。現役の時も何回か出してきてたと思います。その割にはボロかったのでここでリメイクするのは名案だと思います。ただ「同じ学童では4年間同じ作品使えない」という観点からいくと、少なくない学童で本紙芝居がお披露目されないのが悔やまれるところです。

 

最後のメッセージは……すごく感動しました。ひとりひとりのメッセージからそれぞれがあかとんぼのこと大好きなんだな、4回生のこと本当に大好きなんだな……というのがひしひしと伝わってきました。だいぶもらい泣きしました。でもあそこまで私の個人名出てくるとは思わんじゃん??????僕泣いてしまうが???????

 

以上、さらっとですが卒製レポでした。とっっっっっっっても満足していますし、良い意味で2020年度生らしい会だったな…と思っています。

 

 

最後になりましたが、4回生の皆様、あらためてご卒業おめでとうございます。アルバムの寄稿文でも少し書きましたが、君たちがあかとんぼにはいってくれたから、コロナ禍で厳しい中活動にやってきてくれたから今のあかとんぼがあります。消えかけてた灯火に、再び力を与えてくれたこと、歴代OBOGを代表して感謝申し上げます。(何様なんだ貴様)

そして1個人みすたーとして。良くも悪くも破天荒で変人だった私を、君たちはとても慕ってくれました。あやめバイトの時はもちろん、日々の活動においてもたくさん話しかけてくれました。何かあった時に相談してくれたこともそうだし、たわいのないことで大騒ぎしたこともそう。何よりも先輩である私を、あたかも同期のように輪に入れてくれたことが、何よりも嬉しかったし、この子達のためなら何でもしようという気持ちにもなりました。君たちの影響もあって私自身、この数年でかなり明るくなったと思いますし、自分に自信を持つことができました。

君たちがいてくれたから、大学後半、そして現在に至るまでとても幸せな生活を送ることができています。君達を後輩に持てたことはとても光栄なことですし、何よりも得難い宝物だと思っています。𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______

 

今まで本当にありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします!!!!!

 

 

 

 

 

 

近況報告2024冬

冬の近況報告です。

 

①勤労面

相変わらず呑気に働いています。大きなイベントも一区切りつき、平穏な日々(なお本当に平穏と言うわけではない)を過ごすことができています。

なお以前から話題としてあがっている移住計画ですが、肝心の雇用が確定するのがどうも3月に入ってから、ということらしいのでろくに動けないでいます。とはいえ何も動かないのもなあ、ということで最近は暇さえあればSUUMOで物件探しをしています。これが結構楽しいんですけど今見つけた物件が今後生き残るとは思えないんだよな‥‥。

ところで社会人一人暮らしの皆様の部屋の間取りの相場ってどうなのでしょうか?大学生のそれとはまた違うと思うので住んでみた感想等教えていただけると大変助かるのでよろしくお願いいたします(土下座姿勢)。

 

②ゲーム面

色々買ったはいいものの途中までやって積んだまま…ということが増えています。天穂のサクナヒメ、DQモンスターズ3、マリオRPG等、興味があって買ったけど中々ハマらず…と言う状態です。資金が安定しており簡単にゲームを買うことができるようになった弊害がここで出ているなあ、という分析をしています。

その分本業のポケモンを熱心にやっています。DLCの実装はモチベがもちもちするので良いですね。ブルーベリーの図鑑も揃え、日々対戦に精を出しています。起点作成要員としてのブリジュラスが滅茶苦茶強いんだよな。なお昨シーズンの結果はいつも通り1万位代だった模様。中々上達しません。

スマホゲーも相変わらず。12月初めに人生で初めて「ガチャで天井に到達するためだけに石を買う」体験をしました。罪悪感はありますがどーーーーーしても欲しいものがあったので仕方ありません。お陰様で当時のイベントではTop1000にまで昇りつめることができました。よく頑張りました。

マルチプレイではホラーゲームに手を付けました。そちらについては別に記事をあげているのでそちらをご覧ください。

 

gentmr9517tktms.hatenablog.jp

 

 

最近流行りのパルワールドにも手を出したいところではあるのですが、パソコンのスペックが遂に最低保証以下となったので断念しました。このPCスペックの問題はそろそろ本格的に動かないとな…と思っています。現在使っているパソコンは大学入学の時に購入したものであり、そろそろスペック的に厳しいな…という部分がゲーム内外で出てきています。移転が済んだらデスクトップPCを買ってしまおうかな…と思っています。

 

③その他

 

・久々に主催企画を組んでいます。企画考えるの楽しいですね。

・某所から依頼があり寄稿文を書くことになりました。これはたいへんに名誉なことです。納期はまだだいぶ先なので何を書くべきかだいぶ迷っています。

コンタクトレンズをつけ始めて約1年経ちました。当初は偶につける程度かな…と思っていたのですが、最近はほぼ毎日つけるようになっているため従来の1Dayタイプから2Weekタイプに変えることにしました。これでだいぶ経費を浮かせることになるでしょう。

漢字検定2級に合格しました。試験当日は分からない問題もありビビり散らかしていましたが割と余裕な点数でした。勉強を通して漢字はもちろん語彙力の面でも相当な研鑽を積むことができました。お勧めなので皆様もやりましょう。

なお漢字検定はこの先も準1級、1級と続いていくのですが、それらは常用漢字外(つまるところ学校教育で扱わない漢字)であり難易度が跳ね上がるため暫くは手を出さないつもりです。でも準一級は取りたいなあ…と思っています。1級は完全に趣味の世界のため無理です。

・資金運用に手を出しました。思ったよりやることが少なくていいですね。今年は住民税を支払う必要があるということで、ふるさと納税の方にも手を出していかないとな…と考えています。有識者の皆様お勧めがあれば教えてください。

 

今回は以上です。

 

 

 

 

クソビビり野郎VSホラーゲーム

皆様ご存じの通り私はトンデモビビり&トンデモリアクション芸人です。

よく「みすたーは鳴き声を発する」というふざけた話(約二名の流布者には遺憾の意を表明したいところである)がありますがあれも完全な風評被害ではなく、私自身も何かにつけて変な声をあげている自覚はあります。また驚いた際に飛びあがる性質があり、屋内などで虫など見つけた際は訳のわからないステップを踏んでいる、と言われたこともあります。その通りです。

私の母親が同じようなビビリアクション芸人として常日頃から大騒ぎしており、その姿を見て育つことで自分もこのような人間になってしまった、という実情があります。ちなみに妹も同様の性質を受け継いでしまっているようであり(なんならビビり様は僕より激しい)、あまりにもビビり散らかすことで学友からは若干辟易とされているようです。やりたくてやってるわけないのにね、可哀想に。

さらに私はここまで二十三年の間、「ビビる」事案から徹底的に逃げて逃げて逃げ続けてきました。特にホラー系のジャンルは触れないようにしてきました。ホラー映画などもってのほかですし(若干一名僕にホラーゲームを見せようとし続けていた不届き者がいましたが全力で阻止してきました)、ゲームをやる際もホラー系のジャンルは避けてきました。そもそも「Minecraft」の洞窟探検ですら怖いから厳しい…となる人間ですから、わざわざホラーゲームなんてやるわけがないのです。

 

話変わって、私は最近偉大な先輩の皆様(ほぼ全員現役で被っていない人たち)とオンラインゲームをして遊んでいます。私はパソコンでやるゲームに明るくないので、皆様がやり始めたゲームで面白そうなものがあったら混ぜてもらう、という形です。

今年に入ってすぐ、先輩にとあるゲームを紹介されます。その名は「Lethal Company」。なんでもダンジョンを探索してお宝を持ち帰る、ローグライク系のゲームとのこと。さらに1200円という安価な値段にも惹かれ、じゃあやってみようかなと公式ページを覗いてみたのですが…。

store.steampowered.com

 

ホラーゲームじゃねえか!!!!!!

 

確かにダンジョンを探索してお宝を持ち帰るローグライクゲーム、という説明に間違いはありません。しかしダンジョンにはそれはそれはグロテスクな敵が生息しており、そいつらから逃げながら生還する、というのがこのゲームの本質、ということです。

正直ホラーゲームと知った時点で購入を見送ろうとしました。しかし先輩兄貴が「みんなで騒ぎながらやるしそもそも大して怖くないぞ」と熱心に勧めてきやがったくださったことと、そろそろビビりを改善したいなあ…という思いがあったことなどにより、物は試し、一度やってみることにしました。1200円ですから勉強代としてもちょうどいいでしょう。

 

最初のプレイは散々でした。人生初ホラーゲームということでプレイ前からそれはそれはビビり散らかしていたことはもちろん、そもそもFPSタイプのアクションが不慣れであったことで操作がおぼつかない状態。さらにダンジョン内は異様に暗く、しかも複雑なため、頑張って探索したのはいいものの帰り道が分からなくなり半泣きになりながらうろうろしてたら敵になぶり殺される…ということもありました。

それでも回を重ねるごとに少しずつ慣れていき、ビビり散らかしつつもどうにかプレイできるようにはなりました。襲ってくる敵は恐ろしいですが、無音のまま近づいてきていきなり襲撃される、ということは基本的にありませんし、事前にその姿を視認してor他プレイヤーの報告を受けて、襲われないように対処するわけなので、きちんと対策しておけば理論上そこまで怖くないわけです。まあそれでも敵を視認した瞬間は大騒ぎすしてますし、虫系の敵はいまだにビジュアルを受け付けないのですが…。

しかしそれも多人数プレイでの話。一人でプレイすることができるわけありませんし(そもそもソロプレイは難易度が高い)、ダンジョンを探索するときも基本的に他のメンバーの方とツーマンセル以上で動くように心がけています(なお大抵はぐれるor相方が殺されて独りぼっちになる模様)。

 

以上、初めてのホラーゲームの話でした。思っていたよりマシだったな…とは思いつつもやはり自分からプレイする気にはならないな…というのが感想です。でも誘われたらやろうかな…という具合ではあるのでまた誘ってください(土下座姿勢)

 

おまけ それなりに好きな実況者さんがリーサルカンパニーやってたのでご参考までにどうぞ。なおこのようなプレイが僕にできるはずもありません。


www.youtube.com

ボカロに対する所見&初音ミクシンフォニーレポ

2023年も今日でおしまい。色々ありましたが充実した一年間ではあったと思います。

さて、2023年という年を音楽的な視点から捉えてみた際、この1年はとにかく「ボカロ音楽を嗜んだ1年間」だったように思います。今回はその話。それと関連して先週末、12月23日に「初音ミクシンフォニー2023」を聴きに神戸まで行った時の話をしようと思います。

 

私は長い間、少なくとも去年の夏までは、初音ミクをはじめとするボーカロイド曲を何となく聞かないまま生きてきました。小中学校の時からネットの海、ニコニコ動画の海に浸かっていたのにも関わらず、ボカロを通ってきていなかったのです。この理由は明確であり、「ボカロ音声の人工的な部分が肌に合わなかった」という点にありました。齢10そこらのみすたー少年は「普通に人が歌っている曲を聴けばいいじゃん」という感性を持っていたわけです。

しかし昨年夏、ボカロ曲をメインで扱っている音ゲー、プロジェクトセカイを始めてから話は一変します。この10年そこらの間で私の音楽観はそれなりに変わっており、「歌声も一つの楽器に過ぎない」という価値観を持つようになっていました。ボーカロイドを「声」として認識するとどうしても違和感が出てくるのですが、「楽器」として認識すると違和感もなくなるわけです。さらにあのゲームは基本的に「人間の声&ボーカロイドの音声による曲」が流れるため、ボカロ嫌いを謳っていた人間にも馴染みやすく、段々ボーカロイドそのものにも慣れていきました。こうしてボカロに対する苦手意識は撤廃されたのでした。

ゲームを通じて楽曲を聴く中で、私は「作曲者の聴認性(造語)の高さ」に目を付けます。「どうもこの曲とあの曲似ているな…と思ったら同じ作者だったわ」ということが多かったのです。これは人それぞれですがボカロPの場合、ある一人の作曲者が作る楽曲は、ある程度の共通点(これはコード進行のやり方だったり楽器の使用法だったり人それぞれです)を見出すことができます。分かりやすい例で行くとYOASOBIの作曲担当、AYASEさんが当てはまるでしょう。彼もまた元々はボカロPなわけですが、彼の楽曲(特にボカロ作者時代~YOASOBIとしての2022年初頭ぐらいまでの作品集)は間奏でピアノを多用していること、終盤に思いっきり転調を仕掛けていること、王道進行(コード進行の一つです)を多用していること、などといった共通点があげられます。

これは非常に面白いことであり、「一つお気に入りの曲を見つけることができれば、その作者の曲を漁れば他にも好きな曲が出てくる」ということにも繋がります。また私の周囲に熱心なボカロマニアが多数いたことで様々な曲、作者を布教されたことにより知見の幅が広がり、年代問わず様々な曲を好きになることができました。2月には人生初の生ライブ(?)として、プロジェクトセカイのライブにも行くことができましたし、本当にこの一年間の音楽のテーマは「ボカロ音楽」であったと言えるでしょう。

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そんな中行ったのがボカロ楽曲を交響楽団の演奏で味わう「初音ミクシンフォニー」。会場は神戸国際会館、出演は大阪交響楽団。豪華ですね。

かねており私は「既存楽曲のオーケストラアレンジ」というものに興味があったため、有識者の先輩から誘われた際は二つ返事で快諾しました。こういうアレンジ物は原曲を知ってから挑んだ方がよいと踏んでいたため事前に演奏されるであろう曲をしっかり予習してから本番に挑みます。

演奏会を楽しむ前にまずは物販から。こういう会場に行った際、私は必ずパンフレットを買うことにしているためそれを手に入れるのも勿論ですが、熱心な後輩に頼まれているものを手に入れる必要がありました。というわけで物販開始30分前に会場にたどり着いたのですが…すでに長蛇の列。流石初音ミクといったところでしょうか。

物販開始後も中々列が進まず、最終的に購入できたのは並び始めて二時間経ったぐらい。これ本当に頼まれていたもの買えるのだろうか…?とめっちゃビビっていましたが在庫的にかなり余裕があったようで必要なものをすべて揃えることができました。よかったよかった。でもマジカルミライ(ボーカロイドのライブ)の物販はこんなもんじゃないんだろうなあ…。

当日の席は紆余曲折の上、一階の右の端になりました。機材開放席ということで一部演出見えないかも…?という注釈がありましたが、まあ聴くのがメインやしええやろぐらいのテンションで臨みました。

しかしこれは大きな誤算になりました。今回のコンサートは「ボカロとオケの融合」というわけですから、オーケストラの演奏とボーカロイドの歌声が一緒に流れることになります。ボカロが生歌唱ということはさすがにありませんから、それはスピーカーから流れることになる、ということは予め察していました。そして一階右端ということはスピーカー真ん前の席。これはやかましいだろうな…と覚悟していました。

するとなんと、オーケストラの演奏がスピーカーから聞こえてくるではありませんか。流石の私もこれにはびっくり。一瞬やらせか?と思いましたがよく見るとステージのあちらこちらに収音マイクが置いてあります。オケの楽器群は基本的に「デカい音を響かせる」ことがありませんから、ボカロ音声に負けないように音をスピーカーからも出力する、という魂胆は理解できます。真ん中や後ろの席の人からしたらそのようなことを考えずに演奏を楽しむことができたのだと思いますが私がいたのはスピーカー真ん前。交響楽団の皆様が演奏してくださっているにも関わらず、音はスピーカーから聞こえているわけです。なんとなく「生演奏」を聴いている気分にはなれないなあ…と若干もやもやしながら鑑賞することになりました。

それでも演奏自体は凄いのひとこと。予習の際に電子音やロック調で聞いていた曲がクラシックになるとこうも化けるのか!!と感動しました。ボカロ音声との兼合いもいい感じにマッチしているし、指揮者の栗田博文氏(こういうサブカル系シンフォニーの指揮者は大体この人のイメージが強いです)はお茶目だし、何より知っている曲が多く演奏されるので聞いてて楽しい!序盤こそ先述のもやもやがありましたがそれもすぐに払底され、休憩挟んだ第二部になると心から演奏を楽しむことができました。

 

今回演奏を聞いた中でもよかった曲は「shake it!!」「抜錨」「私の時間」「白い雪のプリンセスは」。どれも予習段階から「いいなあこの曲」と思っていたのですが、オーケストラ版は圧巻の一言。前二曲はオケ版が各種サブスクで配信されているのでよろしければご視聴ください。

特に「白い雪のプリンセスは」は音ゲーの影響もありここ三か月ドはまりしていた曲であり、さらに曲自体プログラム記載のセトリになかった(所謂アンコール最後のシークレット曲)ため演奏が始まった瞬間の衝撃はすごかったしとても嬉しかったです。もう一度聞きたいなあ…。

 

そしてこういうサブスク系演奏会の醍醐味として存在するのが「銀テープ」。ライブ最後に発射され争奪戦になるあれです。こういう系のライブに行ったことが過去1回しかない私は銀テープなど獲得したことがあるわけもない状態。でも今回は右端とはいえどだいぶ前の席に陣取っていたのでもしかしたらもしかするかも…?と思っていましたが銀テープは真ん中の方に飛んでいきました。残念。…あれなんか膝の上に落ちてきたぞ?なんだいこれは????

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すると隣に座っていたお姉さんがびっくりしながらこっちを向いて言うのです。

「フタじゃないですか!おめでとうございます!!!」

 

フタ!?!?!?!?!?!?

 

そう、私が獲得したのは銀テープ発射砲台のフタ。こんなものが存在するとは露とも知らなかった私は最初はなんのこっちゃわからん状態だったのですが、お姉さんがめちゃくちゃ祝ってくれたことでなんか凄いもの手に入れちゃったんだな…と思いました。気分はすっかりなろう系主人公です。よく考えたら一度に大量に発射される銀テープと違い、蓋は一つの発射口につき一つしかないはず。銀テープよりよっぽどレアなわけです。運がいいですね。

なおコンサート終了後もお姉さんはフタの獲得を再度祝ってくれて、もしよかったらフタの写真撮りたいから貸してほしいと頼まれました。快諾したら嬉しそうにフタの写真撮ってました。面白かったです。

 

というわけで初音ミクシンフォニーレポでした。なんだかんだ言っていますがものすごく満足していますし、来年も勉強してぜひ行きたいと思っています。もちろんプロジェクトセカイのオーケストラであるセカイシンフォニーも行きたいですね。来年から大阪でも開催されるようだし。

 

では今回はここまで。今年も一年お世話になりました。よい新年をお迎えください。

 

 

グッバイみすたー ⑯終

前回の続き…というか今までのまとめみたいなやつです。

 

半年以上かけながら私の四年間の行いを振り返りつつ言語化してきたわけなのですが、まあめちゃくちゃ楽しかったです。元々考えなどを言語化するのが好きな人間(だから今なおTwitterに居残り続けているしこうやってブログもちまちま書いている)でしたから書くことも苦にはなりませんでしたし、書く中で思い出したことや気づいたことが多かったのもよかったです。ただ書く中で自分の表現力の拙さ、語彙力の乏しさに嘆くことも多々ありました。どうにかしたい。

そういえばグッバイみすたーを書き始めた理由ですが、ざっくりいうと「コロナ前のあかとんぼ文化の継承&自己の行動原理の言語化」になります。特に前者の意味合いが強いですね。我々の卒業によりコロナ襲来前の活動を知るものは完全に居なくなりますから、それらをきちんと継承することは我々の責務なわけで。在学中にも意図的に昔の話を出しまくっていました(よく考えるととんでもない老害ムーブであるがしゃーない)が、もう一押しなんらかの形で残す必要はあるな…と考えていた点はあります。

後者については特に代表期のことについてですね。環境は違えど「以前の代表の時にはこのようなことがあり、このように考えたからこういう風に動いた」ということを記録に残すことは、歴史上なんらかの価値を生み出すだろうな、という考えから成り立つものです。

連載の中でだいぶ黒い部分もを書き連ねたのもそれに価値が生み出される可能性を信じていたからです。ただ割と包み隠さず綴ってしまったことで関係各所にだいぶ不安や動揺を与えてしまったという点については申し訳なく思っています。

 

さて、総評ということで、執筆の中で気づいたみすたーという生き物の本質についていくつか述べてみようと思います。所謂自己分析というやつです。取り敢えず気づいたことを3つ挙げてみます。

まず一つ目、本当にこの男、「自分のやりたいこと」しかやってないなあ…という点。これは代表就任後に顕著ですね。なんだかんだ団の行く末を決めることが出来る立場にあったので好き放題できた、という点は確実にあるのですが、それにしても「乗り気じゃなかったけど〇〇のためにやった」ということが清々しいほどなかった、ということに気づきました。改めて考えてみると私の四年間、「やらなかったorできなかったことで後悔したこと」は星の数ほどあっても、「やって後悔したたこと」がほぼほぼないですからね。

次に二つ目、あかとんぼに対する愛がまあ重いな…ということ。まあこんな記事書きまくっておいて重くないわけがないと言われればそれまでなのですが、書き連ねていく最中で「こいつ本当にあかとんぼのこと好きだな…?」となりました。

じゃあなぜここまで好きになったんだろう?という話なのですが、やはり一回生初期に積みまくった経験値が生きているんだろうな…と考えています。妻女版から生きまくったことで偉大な先輩方のプログラムを生で見ることができ、そして一緒にやることができたこと、毎週のように活動後夜ご飯をごちそうになることで、先輩方の色んな姿を見ることができたこと。そしてなにより「子どもたちに名前を覚えてもらえること」の嬉しさを超初期の段階で体感することができた、というのが大きかった。あれがあったから「この先も学童に行きたい!」ってなりましたし、その思いが「自分が大学生のうちに学童を復活させたい!そのためにあかとんぼの活動を活性化させたい!」という思いを生むことになりましたからね。あの日緑地公園から帰っていなければ、あの声を聴いていなければ、ここまでやることはなかったんじゃないかな…?と思っています。

覚えてもらえることの嬉しさ、という意味ではバイト先の子どもたちの存在も大きかったですね。コロナ禍で活動が止まった中、初めてアルバイトとして学童に赴いたときに、「あかとんぼのみすたー」との再会を喜んでくれた、というのはとても励みになりましたね。最初は定期学童が復活したら辞めようかな…と思っていたのですが結局卒業までの二年間半の間お世話になりましたし(まあこれについては4回後半になって態々新しいバイト始めるのもな…と思ったところはあります。もう半年復活が早かったら学童訪問の時に勧誘してくれた他の民間学童に移籍してた可能性は相当高かったと思います)

まあとはいえ愉快なOBOGの皆様を眺めていると皆様同じようにあかとんぼ大好きな気がするので(でなければ大人数で押しかけてプログラムの映像撮ることもないし学童訪問にゲスト参戦しないしあかとんぼ題材でワードウルフしないしクリスマスパーティ開かない)愛の形が違うだけで本質的には皆同じようなもんだと思っています。多分。

最後に三つ目。「こんな奴絶対に同じ職場で働きたくねえな!」という点。これは社会人として生きてくる中で気づいたことなのですが、この男中々面倒くさい生き物だなあ…ということです。勝手に仕事は増やすし、それ殆ど一人で抱え込むし、何か自分のこと凄い奴だと思っているからプライド高いし、コミュニケーション苦手なくせになんかひたすら絡もうとしてくるし…。あとこれは在学中から各位に言われ続けたことなのですがこの男社畜適性が高すぎる。本当に今の職場がホワイトでよかったよ。

特に上司には持ちたくないタイプですね。ええ。これから気を付けようと思うと同時に、このような人間と遊んでくれるちるどれんの皆様どういう神経しているんだ…?(誉め言葉)と思ったりもしています。

 

以上三点。まとめると「みすたーという人間はあかとんぼにクソデカ感情を持っている面倒くさいオタクである」と言えるでしょう。…態々まとめる程でもなかったですね。

 

最後にまとめらしいお気持ち表明をして終わりにします。なおほぼ同じようなことを卒製で話したしホワイトボードか何かに残したような気もします。

 

この5年の間、環境の変化等によって、サークルの文化は多大な変化を遂げました。そして来年あかとんぼは(僕の記憶が正しければ)50周年の節目を迎えることになります。その先で、今まで通りの形に戻るのか、それともまた別の形で動いていくのか。発展するか衰退するか、これは神のみぞしること、愉快なOBと化した私にはどうすることもできないことです。それでもなお、僕の大好きなあかとんぼがこれからもずっと、子どもたちに、地域に慕われる、活気あふれる団体であることを願うばかりです。

 

グッバイみすたーこれにて完。お疲れさまでした。ありがとうございました。